イタリアの北部ピエモテン州に住んでいる妹宅を訪れるのは、これが5回目。
毎回色んな場所へ足を伸ばしますが、まずここに来ないと気持ちが盛り上がらないという場所はトリノの中心街。ピエモンテ州の州都でありながら、ローマやミラノと比べると人が少なくて歩きやすい。景観はパリにも似て美しく、ヨーロッパの歴史の重みが感じられますし、雄大なアルプス山脈の景色も素敵。
というわけで、今回はトリノから眺めの素敵な場所をご紹介します。
妹宅があるリヴォリからトリノ中心街へは車で約30分。
日本語補習校へ週一で通っている姪っ子・甥っ子をピックアップし、最初に向かったのはヴァレンティノ公園。
イタリア最大のポー川沿いに広がる都会のオアシス的な存在でNYのセントラルパークのようなイメージ。芝生の上でお弁当を広げランチしました。公園内にあるカフェのテラス席で軽食をとったり、一杯ひっかけたりするのもいいですね。
次はトリノ市街を見渡すのに最適なスポットへ向かいます。
ポー川にかかるヴィットリオ・エマヌエーレⅠ世橋(通称ナポレオン橋、正面に見える円形の建物はグラン・マードレ・ディ・ディオ教会)を渡り、右手にある丘モンテ・ディ・カプチーニへ。
この丘陵の辺りは高級住宅街。地元のサッカー選手など有名人も住んでいるとのことで、高級車が通る度に凝視してしまいました(笑)
丘の上にあるのがサンタマリア・デッラ・モンテ教会。
教会前の広場から見る景色は最高。ポー川や街のシンボルタワーであるモーレ・アントネッリアーナ(高さ167.5m)が眼下に。遠くにはアルプス山脈も見えます。
ポー川を挟んで教会を見上げると、こんな感じ。少し面倒でも、訪れる価値のある場所です。
ちなみに、下に見えるのはレガッタ・クラブ。ポー川ではレガッタが盛んなようで、いつ行っても川面を滑っている光景に出合います。
こちらは教会の内部。シンプルながら明るい雰囲気が魅力的でした。
次は車で約20分のスペルガ聖堂(Basilica di Superga)へ。
通称ナポレオン橋の辺りから、ポー川を挟んで左手に見える丘の上に建つ寺院。18世紀のピエモンテ建築を代表するフィリッポ・ユヴァッラの大傑作と言われています。
少し曇ってしまったのが残念ですが、モンテ・ディ・カプチーニより更に上からトリノ市街を眺める構図。ここへは登山電車でも来られるため人気の観光スポットです。
寺院の中にもたくさんの人がいましたが威風堂々とした雰囲気。個人的にはサンタマリア・デッラ・モンテ教会のような親しみやすい佇まいが好きかも。
次回は、トリノ市街のおすすめグルメやスイーツをご紹介します。
■Basilica di Superga
http://www.basilicadisuperga.com/