今回で最終回の「とも乃」です。
先週インド~バングラディシュ~ネパールを巡り帰国しました。
今回は、生きてる間に1度は行きたい、と思っていたヒマラヤを見る為に、ネパールのポカラを目指しました。
20代の頃読んだ旅の本によく出てきたインドとセットで出てきたネパールのポカラ。ヒマラヤのアンナプルナ連峰という8000m級の山々を見ることができ、比較的初心者向けのトレッキングの楽しめる拠点としても有名なネパール第2の都市です。
飛行機でピョーーン!と飛んで行っても面白くない?ので、インドのバラナシから列車とバスを乗り継いで、国境を目指し、ネパールに入国。
こちらが、インド側の国境ゲート。(右手奥のオレンジ、白、緑の門がそうです)
そしてネパール側の国境ゲート。
このルートで国境を越える人は沢山いるので、イミグレーション(入国審査)での手続きは、あっという間、で、ネパールへ。
国境を越えると、少しだけインドと雰囲気が変わったような気がしました。
私はその後、国境近くの町からルンビニというブッダが生まれた場所で2泊し、そこから目的地ポカラにバスで向いました。
ポカラへの道はブログ等で「悪路と名高い」と書かれていましたが・・・インドでもっとすごい凸凹道を何時間も揺られた経験があったので、大丈夫でした。
というよりもバスは意外と快適で、トイレ休憩も何度もあるし、途中で寄ったレストランのランチ(ダルバートと呼ばれるネパール料理)も美味しかったです。
そんなこんなで到着した先、「ポカラ」は、評判通り、とても居心地良く素晴らしいところでした。
フェワ湖という名の湖を囲み、宿とお店やカフェ、レストランが立ち並び、治安もよく食事も各国料理店があるので、美味しくいただけました。
宿も多くあるので、到着してから数軒周ってから決めました。
安いと個室でも500円ぐらいからありますが、今回は旅も終盤だったのでちょっと贅沢して、立地と景色のよいダブルベッド部屋に1000円で滞在。
朝起きると、連日窓から、アンナプルナ、聖山マチャプチャレが綺麗に見えました。
初めて見た日は、大感激。
写真で見るのと現物では大違いなので、興味がある方は是非行っていただきたいです。
今回は「見る」が目的で、季節もあまり考慮せず、ポカラへ来ましたが。。。、現物を見ると登らないまでも、もっと近くに行ってみたい、と欲が出てしまいました。
決めました。私、日本でちょっぴりトレーニングして、ポカラを拠点のトレッキングをしに来ます!!!
ネパールには「トゥンバ」という地酒があって、トライしてみました。
中には発酵したヒエが入っていて、お湯を注ぐことで、3回ぐらい飲むことができます。味は韓国のマッコリみたいな感じです。
フェワ湖のほとりは雰囲気もよく、ただただ散歩して、途中でカフェでお茶。気が向いたら、ちょっぴり小高い山登りやボートに乗ったり・・・という、のんびりとした毎日を過ごしていました。
私としては、逆にプラスだったのが、wifiの電波の入りが悪かったこと。
おかげで、スマホばかり見ることをせず、本を読んだり、友だちに手紙を書いたり、、、なんてのを時間を気にすることなくできました。
そんな、のんびりした旅のお供に、見たかったけど見ていない映画を数本ダウンロードして持っていくのもオススメです。
ところで。
私は20代後半より、国内の一人旅を始め、その後国外へと向かい、今に至ります。
一人旅は、誰かと一緒に行くよりも、出先での出会いが圧倒的に増えます。
そして、様々なことを見聞きし、考えるチャンスが与えられます。
もう40歳を越え、50代へと向かう歳であるのに、まだまだ勉強できる自分の無知さに情けなくなることもありますが、それを「好奇心」と脳内で変換して、愉しむようにしています。
その好奇心は止まらず、今後も進化し続けるつもりです。
それでは。
おでかけ女史組になる機会を与えて下さった編集部の皆さん及び、つたない文章を読んで下さった全ての皆さんに感謝して、この場を去りたいと思います。
有難うございました。
また何処かでお会いしましょう。