横浜と言えば、みなとみらいや山下公園などを思い浮かべると思いますが、
近頃のハマ女子が通う「野毛」をご存知ですか?
「野毛」は神奈川県桜木町駅のJR根岸線を挟んだ反対側の飲屋街。お酒好きが集まる場所と知られ、600軒近い飲食店がひしめきあっています。
以前はオジサンの飲食店街というイメージがありましたが、今の「野毛」は女子ひとりでも飲み歩けるスポットとして特集が組まれたり、大変人気があるんです。
そんな、女子ひとり飲みで出会った
「流しのラッパ吹き」に密着してみたらとっても面白かったのでご紹介します!
皆さんも一緒に流してる感覚で読んで頂ければと思います。
トランペッター
コウスケ
不定期ですが、ここ野毛に気まぐれに出没します。
野毛地下街で黒のハットを被りカバンからトランペット出したら、トランペッター コウスケに変身。
物静かで繊細な雰囲気のコウスケさんだったので、流しをするハートの強さはどこから来るのだろうかと不思議に思い質問してみました。
答えは
「トランペットを持つこと」と
彼にとって、トランペットは武装なのかもしれません。
いよいよ、野毛の街に繰り出します。
時間は午後8時
お店の中でトランペットを吹くのかと思いきや、
野毛の街をトランペットを吹きながらひとり歩きます。
突然トランペットを演奏しながら歩く、黒のスーツに黒のハット黒のコート姿の彼を、みんな興味津々で見ていました。
しばらく歩くと、ほろ酔い女子が
「アイラブユー」をリクエスト。
尾崎豊の「アイラブユー」を即興アレンジ
道行く人が振り返り、立ち止まり音楽に耳を傾けます。
すると、突然声をかけてきた外人さん、なんとトランペットのマウスピースを出して「吹かしてもらえないか?」と(英語だったのでわかりませんが多分そうです)
音楽を通じて意気投合、素敵な出会いです。
オカリナを練習しているというほろ酔い気分の男性と道端で突然セッションが始まったり、曲を聴いてる人同士で会話が弾んだり。流しのトランペット吹きの周りには一期一会が広がります。
彼のポリシーとして、流しの時は財布を持たないそうです。
音楽を聴いた気持ちはこちらに。
野毛の夜と流しのトランペッッター
あまりにも素敵だったので記念に1枚
コウスケさんは、野毛の街が大好きで学生時代から変わりゆくこの街をみてきています。
そんな野毛ツウの彼が、絶対に行って欲しいお店として紹介していただいたのがこちら
「ピアノバー Lyon」
店内は5人座ったらいっぱいのカウンターと、3人掛けのソファーとテーブルだけという小さな空間の真ん中にレトロなピアノが主のように堂々と鎮座しています。
そして、なんといっても素敵だったのが「Lyon」のマスターでもありピアニストの津田龍一さん
若かりし頃は、シャボン玉ホリデー等の音楽番組を手掛けたミュージャン。バーを経営してからもCDを発売したり今でも現役。
78歳というお年なのにとても色気のあるダンディな紳士でした。
野毛飲みのシメは、ピアノとトランペットのセッション。
本当に贅沢な夜でした。
皆さんも週末の「野毛飲み」に繰り出してみてください。
運が良ければ流しのトランペットミュージャンに出会えるかもしれません。
そして、ピアノバーLEONで本当の大人の遊びを楽しんでみてはいかがでしょう。