Twitterから広がっている
#cookforjapan
#被災地農家応援レシピ
というのをご存知ですか?
ニース在住の神谷シェフが発信、台風19号で被災した農家の方々の力になろうという取り組みです。ニュースや新聞にも取り上げられていたのでご存知の方も多いかもしれません。
被災地のりんごを購入したら神谷シェフがタルトタタンのレシピを教えますよ、というのが始まりで、私もTwitterで神谷シェフのツイートを読んで興味を持ち、早速りんごを購入。神谷シェフからレシピをいただきました。
素晴らしいなぁと思っていたら、沢山のプロの方々が賛同され、色んなレシピがアップされたり、それをまとめてくださる方もいて、改めてTwitterの発信力を感じました。
その中で、兵庫県の武庫之荘というところでパティスリーをされている西剛紀さんが、りんごを購入された方を対象にワークショップをしますよ!と提案されまして。プロの方直々に教えていただける機会も滅多にないので、是非に!と参加させていただきました。
会場は西さんのお店「リビエール」から少し歩いた所にある、尼崎市の女性センター、トレピエ。こちらの調理室を借りてくださり、6人の参加者でワークショップ開始です。
りんごは被災されたフルプロ農園さんのもの。
被害に遭わなかった貴重なりんごなんです。
かなり大ぶりでとてもジューシー。
このりんごを使ってタルトタタンを作ります。
まずはりんごの皮むきとカット。この機械、皮をむきながら同時にスライスもするんです。
面白い! 皆で順番にやらせてもらいます。分量のりんごを全てカットしたら煮ていきます。
砂糖と生クリームをキャラメル状にしたものの中にりんごを投入。
ここからゆっくり火を入れます。
その間に土台となるクランブル作り。タルトタタンを作るにはパイ生地などを用意しないとダメだと思っていた私には目から鱗。材料を合わせてポロポロにしたクランブルを型に敷き詰めるだけでいいなんて、とても手軽!これなら気負わず家でサクッと作れそう。
そうこうしてる間にりんごが完成。美味しそうなキツネ色になりました。
これらを型に入れて焼いてる間に、西さんからの提案でチョコレート作りを。チョコレートを加工するのって、テンパリングをちゃんとしないと触っただけで溶けてしまったり、色々とめんどくさかったりするのですが、西さん曰く、レンジで解決!と。
えー!っとびっくりしながら聞いていたのですが、おおー!ホンマにレンジでオッケーやん。用意してくださっていた、ハリネズミのシリコン型にチョコレートを何度かに分けて流し入れ、冷蔵庫へ。
更に、ハリネズミの中にもチョコレート入ってたら嬉しいですよねー!と、中に入れるチョコレート作りまで。
西さん、なんて太っ腹。
この日のワークショップ、全て西さん持ちで会費もナシなんですよ。
お菓子作りやワークショップを楽しんでなさっている姿に心から感動。
こちらもめちゃくちゃ楽しくなります。
チョコレートを冷蔵庫で冷やし固めている間に、焼けたタルトタタンを完成させます。
土台とりんごは別々で焼いて、取り出してから合体させます。
粗熱が取れてなじんだら、生クリームを上に添えて。
このクリームのすくい方も教えていただき、ちょっとプロ気分。
とても素晴らしい出来上がりになりました!
西さんの奥さまが可愛く写真が撮れるようにと色々用意してくださり、こんなにステキになりました。
タルトタタンはもちろん、ハリネズミも細かいところまでチョコレートで表現されてて歓声が!みんなで存分に写真を撮って、タルトタタン2個とハリネズミのチョコレートをいただいて帰りました。味はもちろん、絶品でした!
そして数日後。
やっとりんごが届きましたー!
お菓子に使おうと待ち構えていたのですが、蜜たっぷりのジューシーなりんごが美味しすぎて、ついついそのまま食べてしまいます。
こんなに美味しいのならもっと買えば良かったなー。
あっという間に無くなりそうなので、タルトタタンは近くのスーパーでりんごを手に入れて作ってみようかな、と思っています。
りんご以外にも台風被害のあった農作物はまだまだあるそうなので、そちらでも協力できたら、と思います。