冬の風物詩、越冬のためにシベリアから飛来する白鳥。
岩手県盛岡市の高松公園内の中心にある高松の池は、たくさんの白鳥の飛来地として有名です。
昭和59年から始めた餌付けによって、白鳥が飛来するようになり、10月頃から4月頃まで白鳥を間近で見ることができます。
高松公園の面積はおよそ 5.1ヘクタール。とても広い公園です。
その真ん中にある池に、いました! 白鳥が。
鴨もくっつくようにして泳いでいます。優雅に水面を滑るように移動し、薄く張った氷の上でひと休みしている様子も見られます。
ふっと目線を変えると……
こんなにたくさん!
感激するほどたくさんの白鳥と鴨。さらに嬉しいのが、餌付けによって人慣れしているからスススイ~と寄ってくるんです。美しい!カワイイ!
今冬は暖冬ゆえに、この日も気温が5度以上ありましたが、池の周りはやはり寒い。風が冷たいけれど優雅な姿・可愛らしい姿を写真におさめたくて、寒さを忘れて池の周りを歩いていきました。
ワタシと同じような方、たくさんいて、エサとして売られている小さく切られたパンを投げて、近くにワチャワチャと寄ってきた姿をスマホで撮影したり、本格的なカメラで連写している人もたくさんいました。コォーコォーというあの鳴き声を録音している人など、池の周りは賑やかでしたね~。
犬のお散歩をしてる方もけっこういて、あらカワイイ(^^)と、パチリ。駐車場では秋田犬にも会えて、近くで写真を撮らせてもらい、なでなでもしてきました。おとなしくてかわいい秋田犬くんです。
ぐるっと池を回って、ところどころで手を伸ばせば触れそうなぐらい近くにいる白鳥と鴨たちを撮影。
ずっと見ていても飽きませんでしたが、なにしろ寒くて体力に限界がきてしまいました。
高松の池駐車場にたどり着いて心弾ませるワタシ、感激しながら池の白鳥と鴨たちを見て回るワタシ、そして寒さに耐えてベンチで固まるワタシ。左から時計回りで変化していきます(笑)
こちらの高松公園ではその昔、日露戦争の戦勝を記念して植えられた桜が4月に咲き誇り、1989年には日本さくら名所100選に選ばれたそうです。
一昨年、お花見に行っている友人から桜の写真を借りました。
3年前のことですが、ある映画監督さんと交友がある岩手県在住のお友だちが、盛岡が舞台の映画を製作するキッカケの人となりまして、高松公園でのお花見シーンやその他の撮影の際には、エキストラとして来られるならと声をかけてもらってましたが、残念ながら行けず……ホントのお花見のような雰囲気で、楽しい撮影だったそうです。4月の下旬でしたが、そのときにも白鳥がいて、池から吹いてくる風はまだ冷たかったと聞きました。
4月でも白鳥を見ることができる高松の池、桜も白鳥と一緒に見られるって、いいですね。美しいものは気持ちを癒して、豊かにしてくれます。桜の時期にもぜひ行ってみたいです。