今回は、おでかけというよりも、体験記といったところです。
その体験とは………遂に私、インプラント治療をしてきました!
骨は丈夫だけれど歯はそうではなく、小さい頃から歯医者さんとは仲良し。上下ともセラミックが何本か入っていて、けっこう治療費をかけてきました。
30代半ば~40代半ばまでは、歯科医院とは縁遠くなっていましたが、7年ほど前、左下の歯が疼きだし、パートナー君が通っていた地元の歯科医院へ通い出しました。
7年前の初回、歯磨きはしっかりしているつもりでしたが磨き残しがあり、汚れや歯石もついてますよ~とのご指摘。歯周ポケットが深いところもあり、歯周病もあるので改善していかなければ、ということで、以前OurAgeでも若林健史先生の、歯周病についての連載がありましたが、その中にも出てきた歯茎を切開・歯根の掃除という外科治療、フラップ手術も受けました。
数日、腫れはしましたが、その後は調子もよく、前歯や奥歯、必要な治療は全てしてもらい、正しい歯磨きのしかたも教わり、しばらくは定期的な診察・歯石除去で済んでいました。が! いずれはインプラントか部分入れ歯ですよと言われていた左下の差し歯が、昨年とうとう違和感と痛みが出てしまい、インプラント治療をする決心を。
私は3本のインプラントを埋入なので、かなりの高額になります。ですが今はデンタルローンという強い味方もありますので、軽自動車を1台ローンで買ったつもりで治療を決める、ってこともありです。口の中に車がある、なんて、笑い話をしてる人もいますしね。
前日・当日と、歯のお掃除をしてから、いよいよオペ室へ。
写真の椅子に座り、ウイーンと倒れ、口以外全身を清潔な布で覆われ、手術を待ちます。さすがにその状態の写真はありませんので、皆さんそれぞれご想像を。
いよいよ始まり、まずは麻酔注射。麻酔薬をたくさん注入するので、「動悸がしてきたでしょう?少し休みましょうね」とのお気遣い、動悸がおさまるまで何分か休憩し、麻酔を再開。染み渡ったところで手術開始です。
インプラント埋入手術は1時間ほどだったと思います。思ったよりも短かったという印象。
そして、インプラント経験済みのパートナー君やボイトレの先生から「工事してるみたいな音がするよ」と聞いてはいましたが、骨に埋め込んでいる間はホントに口の中で「ギュイーン!」と、工事中のような凄い音でした。
圧力というか、ギュイーンの力量も凄くて、押さえてくれていましたが、アゴが外れるかと思いました(笑)これもいい経験です。
オペ室は低温になっていて、乾燥しているため、すぐ喉にくる私は咳き込んでしまい、スタッフさんが加湿器をフル稼働してくれたり、手術前にも色々お気遣いをしてくれました。
終わってからのオペ室。
このとき私は「終わった」という安心感からか、少しボーッとしており、レントゲン撮影のときも診察台に移動するときも、自分のテンポがなんだかスローで、思わず笑ってしまいました。
問題なく定位置にインプラントが埋まり、注意事項の説明を聞き、読み、サインしてこの日は終わり。2度目の手術は2ヶ月後。骨が固かったので、いい状態のようです。やはり骨だけは丈夫なんだなぁと、再度確認しました。
オペ室へはディスポキャップを被って入りました。お化粧はもちろんNG、スッピンなので写真は頭だけ。
そして、右上の写真が埋め込まれたインプラントのレントゲンです! しっかりと埋まったインプラントに小さな感動だったので、思いきって載せてみました。気味が悪いと思った方、ごめんなさい。
下に写っているのはプリンとソイミルクティー。この日の私の晩ご飯です。やわらかめの普通の食事でも問題はないのですが、当日だけはどうしても噛むということが怖くてできなかったので、おやつみたいな晩ご飯でした。
翌日は左アゴがやはりポコッと腫れまして、腫れがひけるまでは、今は貴重なマスクを大事に使用。
全てのインプラント治療が終わり、ジルコニアセラミッククラウンが入るまでは、部分入れ歯の仮り歯で生活になります。窮屈ですが、他の歯や歯茎に変調をきたすらしいので、ちゃんと装着しておかないといけません。
毎日寝る前に、入れ歯ケースに入れ、ぬるま湯を注ぎ、◯◯デントをシュワーっとさせる。最近の夜の日課です。
歯の健康についてはMyAge、OurAgeでも何度か取り上げられていました。これを読んでくださった皆さんも、早めの診察、早めの治療、何もなくても歯の定期検診はしておきましょう。気づいてなくても、歯周病にかかっている人って、多いらしいですから。
※あくまでも私の体験記であり、骨格や症状によって治療方法も治療してくれる先生も変わりますので、充分に医師から医療行為の説明を受けてから決めてくださいね。