「あなたも怪盗になりませんか?」
そんな風に言われたら、ついときめいてしませんか?
そんな気分を実際に味わえる(?)アート展が都内で開催されたのでわくわくしながら行ってきました。
その展示の名前は、ずばり”盗めるアート展”。
なんと会期中、会場にはセキュリティを置かず、24時間無人営業し、作品は来場者が自由に持って帰って (盗んで)よいものとして展示されるのです。びっくり。
なんでも、 終了期日前に全作品が盗まれた場合は、その時点で閉展となる設定だそうで、一体どんな展示会?
そもそも盗んでいい作品ってどんなレベルのもの??
あれこれ興味は尽きません。
サイトやルールにはこんな文章も。
・アートに興味のある方々だけでなく、家の壁が寂しいから何か飾りたい方、絵画泥棒をやって見たかったけどできなかった方、そんな方々のご来場をお待ちしております。
・作品を持ち帰られる方をアート泥棒様と呼ばせて頂きます。
・盗む作品は一組につき一点限りとさせていただきます。
(例:キャッツアイ様の場合は3人で1点のみ泥棒可)
キャッツアイ様!!!
ルパン三世やキャッツアイにときめいた世代なら、もうこれは行くしかない、と思ってしまいますよね!(歳がばれる (笑))
というわけで、もう暗くなりかけの時間に降り立った駅は三田線の武蔵小山駅。商店街の店もほぼ閉まりかけの時間です。
雨の中、とりあえずオープニングレセプションに向かいます。
オープニングレセプションでは作品を盗むことはできないので、泥棒的に言えば下見です。
会場はすでに多くの人でにぎわっていました。
蜜を避けて作品を見極めなきゃ。(その気)
お札(のコピー?)をアートにした作品。
これは好きかも。盗るのならこれがいいな(本気)
会場は意外にも古い民家の一軒家。もとはガレージだったのでしょうか。
なるほど、そもそもセキュリティを保つのが難しいから、それを逆手に取ったということなのでしょうか。でも興味を持たせるという意味ではすごいアイディアですよね。感心。
さて、キャッツアイもどきの顛末はどうなったかというと。
あまりに人が集まりすぎてしまい、泥棒タイムスタートを30分早めたところ、予定されていた午前0:00までの30分ですべての作品が盗まれてしまったそうです。
あー、私のお札アートが・・・。
最後はちょっぴり残念でしたが、すごく面白いアイディアの企画で、久しぶりにわくわく楽しめました。
おでかけがなかなかしにくい昨今ですが、もしかしたらこういう舞台設定を作っておけば、よく知った近所でも新たな視点で楽しめるのかもしれませんね。
キャッツアイ気分で上下黒の泥棒ルックで。
メガネも変装のつもりでちょっと変えてみました。
もちろんレオタードなんて着ません!(キリッ)
盗めるアート展 ※終了しています。後日アーカイブ公開予定