山下達郎さん。
御年 61歳。
そんな年齢をみじんも感じさせることなく
私たち観衆をファンキーナイトに
いざなってくださいました。
山下達郎Maniac Tour
～PERFORMANCE 2014～と
銘打って全国14都市29公演行われているライブに行ってきました。
マニアックツアーとはいえあの曲…は、やるんじゃないの？
この曲は…やるでしょう？！と、思われるでしょうけど、
さてさて、どうでしょう？？？
ただいえることは、最近、達郎さんのファンになった方には
厳しい、かも…です。
まだセーラー服を着ていた頃から達郎さんとともに歳を重ね
その時どきで、発売された曲を聴くとその当時の思い出がよみがえる。
様々な人生を経験した人が楽しめる
セットリストになってると思います。
年齢層はあきらかに高いです。白髪混じりの人たちもチラホラ。
そういう私達もセーラー服の頃とは
かなり顔つきも体型も、かわっているので
人のことは言えませんね。
場所は金沢歌劇座。
金沢21世紀美術館からほど近いところにあります。
達郎さんはアリーナツアーはやらないと
おっしゃってるので2000人弱のこの会館を
昨年も利用してくださってます。
しかも今年は2days。
三連休の初日。
少し涼しさが増してきた金沢ですが、
この日は宇宙から熱量分布図でもみると
真っ赤っかになってたのではないでしょうか？
歌劇座についてまず入場前に、チケットと本人確認の証明書をもって並びます。五時半すぎに着いたときには既に、長い列になってました。
確認後、リストバンドを腕につけてもらいます。
達郎さんもLIVE中に、こんなことはしたくないけれど、不正売買がはびこるこの時世なのですみません。とおっしゃってました。
チケットに名前を入れても、やはり変わらずオークションにチケットが出るそうです。
本人確認の列の隣にもまた別の行列。
達郎さんや奥様の竹内まりやさんのCDを販売しているブースです。
毎回、達郎さんの、ライブ会場では
達郎さんご本人のサイン付きのCDが販売されてます。しかしながら、枚数に限りがあり、GETできませんでした。残念。
そして満杯になった会場が達郎さんをはじめとして
佐橋佳幸さん（ギター）、難波弘之さん（キーボード）、伊藤広規さん（ベース）、小笠原拓海さん（ドラム）、宮里陽太さん（サックス）、柴田俊文さん（キーボード）、コーラスの国分友里恵さん、三谷泰弘さん、佐々木久美さんが、登場すると会場は一気にヒートアップします。
マニアックと言われているとおり、
のっけからマイナーですけど、とってもいい曲。
知る人ぞ知るあの曲から、はじまり
ライブで、歌った曲もあり、何十年ぶりという曲もあり、様々です。
それでも一曲一曲観衆を魅了していきます。
初期の達郎さんのR&Bのグルーヴ感がいっぱいのサウンドの連続です。
もう、一曲目から立ちたくてうずうずしていたのですが、達郎さんのライブはまだ、立ちません。じっくり歌と演奏を聴きます。
ファンキーな曲のあいまにもしっとりと聴かせるバラードやアカペラもあります。
そして、秀逸なのは達郎さんのＭＣです。
歌声からは想像できない落語家さんのような早口で語るネタのおもしろさ。江戸っ子だね～。
そして音楽への情熱。
EXILEやジャニーズがアリーナで行うライブパフォーマンスとはまた趣の異なるエンタテインメントです。
（EXILEは、またこれで素晴らしいのです。）
大掛かりなセットはありませんが、シンプルなステージのセットを照明などを変えて全く異なる世界に見せてくれます。
その変化が毎回楽しみです。
そして何よりの見所は達郎さんの歌声です。
ご本人も還暦をすぎてまで、ライブ活動をしているとは思っていなかったとおっしゃるとおり、
若い頃と比べてもなんの遜色もなく
声には伸びがあるし、声量は抜群だし、より深みが、増しています。
ほんと恐るべし61歳です。
素晴らしい！の一言です。
来年のツアーは、有名どころの曲もガンガンやるそうですので、是非、一度足を運んでみてください。ここで宣伝しちゃうとチケット争奪戦が厳しくなるのは必至なので、あんまりお勧めしたくないのですが、
いいものはいい！と思うのでご紹介しちゃいました。
途中、ドラムパフォーマンスの際にいったんステージをはけられた達郎さんがもどってこられて一言。
『外はどしゃぶりですよ～』って。
すると、観客のひとりが
『やむまでライブやって～』って、達郎さんは苦笑してました。
そんなやりとりもあるLIVEなんです。
そして
達郎さんは一切口にはされませんでしたが、
このLIVEには、昨年亡くなられた大瀧詠一さんやバンドメンバーだった故 青山純さんへのオマージュを感じられました。
最後に達郎さんより伝言です。
『クラッカー持ってきていいよ！』とのこと。
これから、このマニアックツアーに参加される方はクラッカー持参でどうぞ。
ただ、タイミングを間違えないで下さいね。
ちょっと早すぎるというはなしでもちきりです。CD聴き直してみてください。
（意味不明でごめんなさい）
お近くの山下達郎さんファンにお聞きください。
3時間強のライブが、終わり、表にでると
どしゃぶりだったらしい雨は、すっかりあがり
足元が濡れていることにやっと、気づくぐらいでした。
それでは
素敵なLIVEをご堪能下さいませ。
山下達郎さんのホームページ
http://www.tatsuro.co.jp
