皆さん、こんにちは!お元気ですか?
久し振りの’ちょっと遠出’したおでかけレポートです。
時ならぬ「巣籠もり生活」の中、お茶をしに行ったり、図書館が開いていたり、という日々当たり前だったことのありがたさを痛感するとともに、「芸術に触れたい!」という欲求が募った人も多かったはず。
ユーユーも、アートへの「飢え」を満たすべく都内美術館情報をサーチ。すると、都会のオアシス「東京都庭園美術館」で、年に一度の建物公開展が開催されているではありませんか!
外出できるようになった喜びをかみしめながら、感染防止に配慮してGO!
庭園美術館は、もともと旧朝香宮邸として1933年に建てられたもの。当時フランスで全盛期だったアール・デコの様式を取り入れた、とてもモダンな建物です。
目黒駅から徒歩圏とは信じられないくらい、緑に囲まれたロケーションも素敵。
開催中の展覧会のテーマは、「建築をみる2020 東京モダン生活(ライフ) 東京都コレクションに見る1930年代」(9月27日まで)。
見所は、この期間だけに許される邸宅空間の再現展示です。普段は作品保護を目的に閉じられているカーテンが開け放たれ、光あふれる室内空間の中で、朝香宮邸当時の雰囲気を体験することができます。
ルネ・ラリックやアンリ・ラパン等、当時のフランスを代表する芸術家が室内装飾を手がけ、「宮内省内匠寮」という宮内省所管の部署が設計・建築を行なったそう。まさに西洋と東洋の匠の技の見事な融合ですね。当時のアール・デコ建築の様式美を見事な保存状態で見ることができ、1930年代にタイムスリップしたかのよう。
朝香宮妃がお使いになったと思われるブレスレットとハンカチは、その細工の精緻さと美しさに思わずため息が。
芸術を堪能した後は、美味しい食事があれば最高。敷地内には本格的なフレンチレストラン「Du Parc」があります。
店内は2面が総ガラス張りになっていて、まるで森の中でお食事をしているよう。テーブルもゆったりと配置されていて、ソーシャルディスタンスへの配慮が感じられます。
メニューは美術館の展示テーマに沿って替えられているそうで、盛り付けも素敵で目も舌も楽しめます。
写真は「マグロと茄子のミルフィーユ 庭園風」。
食後のお茶と共に供される小菓子には、パティシェ手作りのショコラも。
いかがでしたか?
久しぶりにアートに触れたいと思ったら、安全に充分配慮して美術館に出かけてみては?
今回の庭園美術館の建物公開展は9月27日までですが、敷地内の緑の中をお散歩するだけでも充分癒されますよ。