今年の夏はマスクが欠かせず、また、避暑地に旅行というわけにもいかず、今までにない特別な夏でした。
残念ながら夏の旅行はできませんでしたが、近場で非日常を…ということで横浜のアソビルで開催中の『バンクシー展 天才か反逆者か』(横浜は10/4 13時入場回まで)へ!
バンクシーといえば衝撃的だったオークションでのシュレッダー事件を思い浮かべる方も多いはず。
私も、ロンドンで開催されたサザビーズのオークションにて、高額で落札された作品が落札された瞬間にシュレッダーで裁断されたニュースに仰天した一人です。一説では投機目的としてお金が積まれていくオークションビジネスへの批判だと言われていますね。
このような行動やゲリラ的な活動と言い何かと話題に上がる『バンクシー』作品とはどのようなもの?という興味が沸き、行ってきました!
混雑が予想されましたが事前予約済み、会場も換気がしっかりされ、温湿度も調整されていましたし、あちこちに消毒液も置いてあり、安心して観ることができました。会場内は写真撮影が可能でした。また、スマホをお持ちの方は音声ガイドを聞くこともできます。イヤホンをお忘れなく!
まず入り口入ってすぐにバンクシーのスタジオが再現されています。
スタジオにはバンクシーらしき人物が座っていますが、覆面アーティストと言われるバンクシー、お顔はフードに覆われ勿論見ることができません。バンクシー作品とラッカーが並びアトリエというよりはスタジオにふさわしく、これから見るバンクシー作品への期待が膨らみます!
展覧会はかなり見ごたえがありました。
これから行かれる…という方もいらっしゃると思いますので、私が印象に残ったものを一部だけご紹介できたらと思います。
まず、こちらも有名な作品、
『LOVE IS IN THE AIR』
バンダナで顔を隠した男性が投げようとしているものは火炎瓶ではなく花束。
ある本には「バンクシーは怒りを花束という愛の象徴にコラージュして紛争地に投げ込もうとした…」とありました。暴力からは何も生まれませんが、世界中で繰り返されていますね。胸が痛むニュースが絶えません。このような平和的手段で解決出来たらいいですよね。理想ですが。
そしてバンクシー作品で欠かせないモチーフ、ネズミが描かれた作品もありました。
東京の日の出駅近くでもバンクシー作品らしきネズミが見つかりニュースになりましたね!
ネズミはバンクシー自身であり、私たち自身である・・・と。描かれたネズミの表情が私自身でもあるようでした。
SNSでも外出自粛中にトイレに描かれたねずみが話題になりました。やりたい放題のネズミが見られます。こちらも機会がありましたら是非!
お馴染みキャラクター、チャーリーブラウンやミッキーマウスもバンクシー作品になるとドキッと(グサッと!?)刺さるものがありました。
何を表現したかったのか、人それぞれ感じ方が違うと思いますので、機会がありましたら是非観て頂きたいです!
お土産に図録を。
自宅でバンクシー作品の余韻に浸っています。
横浜は10/4まで。
10/9からは大阪開催だそうです。
コロナの影響で外出や旅行も自由にできない日が続きそうですが、こんな時こそ美術館や本、SNSも活用して視野を広げていけたらいいですね。
※バンクシー展は、終了いたしました。