50歳を目前にした頃から徐々に細かい字が見えにくくなり、大好きな読書から遠のいていましたが、リーディンググラスを購入してからは、また小説やマンガも少しずつ復活しています。
おうちで楽しむ、ということで、以前は好きな映画をオススメしました。
今回は読書のススメ。何度も読み返している私のお気に入り、かつ、知っているよ!という方がたくさんいらっしゃるであろう、有名どころの小説を何冊か紹介です。
こちらは誰もが知っている、東野圭吾さん。
ドラマ化・映画化されたものがたくさんありますね。
1997年から2004年の間に出版された上の写真の3冊、全てが絡んで繋がっていく「白夜行」「幻夜」の巧妙さに感動。有吉佐和子さんの「悪女について」という小説があるのですが、あれ以来の感動でした。併せて読むとさらに楽しめるかも。「さまよう刃」は、主人公である父親が復讐を全うできたなら……!と願ってしまう、自分の中の正義が揺さぶられました。以前映画化されましたが、今度はドラマ化され、BSにて放送されています。
そしてこちら。
賢く狡い奴らに何年にもわたり苦しめられる、理不尽なお話し「殺人の門」。これが、次は?次は??と、グイグイ引き込まれていくんです。胸が悪くなりはしますが、やめらない。そんな1冊です。
こちらは元新聞記者であった、横山秀夫さんの著書。
前出の東野圭吾さんと同じく、ドラマ化・映画化された作品がたくさんあります。最近は、2年前に映画化された「影踏み」を観ましたが、小説の雰囲気がちゃんと感じられ、少し泣けたりもして、いい映画でした。
洋画好きな私は、洋もの小説も好きで、以前は映画化されたもの、観ておもしろかったら本を購入していました。しかしあまりに本が増えてしまい、今は購入するのはやめて図書館で借りるようにしています。
購入したものでお気に入りは、ジョン・グリシャムの小説。
私、法廷ものが大好きなんですよ。よく引用される、ダビデとゴリアテのように、大企業や大手法律事務所に挑んで勝利を手にする、なんていう法廷ものは大好物です。
特にこちら。
「レインメーカー」は、大丈夫か?どこで起死回生するのか??と、まだかまだかとその時を待ちながら読みすすめる楽しさがたまりません。映画もおもしろいんですよね〜。
こちらは小説家兼脚本家であるレイモンド・チャンドラーの、私立探偵フィリップ・マーロウのシリーズのひとつ「ロング・グッドバイ」。
1950年頃のハードボイルド小説ですが、1973年に映画化された作品は、時代設定が1970年頃になっています。粗野、というか、泥臭さを感じるフィリップ・マーロウと、最初だけ出てくる猫とのベタベタしない関係もよかったりする。原作には猫は出てこないけど、著者のチャンドラーは大の猫好きだったらしいです。
最後に、こちら。
「心臓を貫かれて」
1970年代、自ら死刑を要求した殺人犯、ゲイリー・ギルモア。その弟で、音楽ライターであるマイケル・ギルモアが死刑囚の兄を見つめ、家族と共に過ごした幼い頃から青春時代、そして兄がどのように殺人者になり、処刑されるに至ったかを記した実話。アメリカの田舎町、宗教、全てが小さな衝撃を生み、読むのをやめられず、あとがきも含め611ページの厚い本を、寝る間も惜しんで読みました。
ハードカバーの分厚くて字数が多い本は、たくさん読める!って得した気分になります。……値段は高いんですけどね。
本というのは読んでいる最中、無意識に頭に情景が浮かんできますよね。自分だけの想像の世界が出来上がり、物語が文字と共に進んでいく。それこそが読書の醍醐味かな、と思っています。
さて、私が手に持っているのは「コールユーブンゲン」。
合唱練習書という、音楽の教科書のようなもの。感染拡大により、歌のレッスンも自粛。なので合間をみて自主練&お勉強です。小説やマンガの他にも、こういうのもたまに読んで発声練習、声の老化を防ぐべく、頑張っています!