東京下町の人気観光スポット・柴又帝釈天へ行ってきました。
今も昔も変わらない懐かしい風景と下町らしからぬ(?)美味しいものをご紹介します。
京成金町線・柴又駅を降りると、まず出迎えてくれるのはフーテンの寅さん像。
初めて映画「男はつらいよ」を観たとき数々のべらんめえ口調に衝撃を受けたことを思い出し、懐かしくなりました。
この日は60日毎に巡ってくる庚申の日ということで、縁日も出ていました。
両側には小物を扱うお店や食べ物屋さんがズラリ。
特に目につくのは、草団子屋さん、川魚料理のお店。
お参りの後に何を食べようか物色しながら歩くこと5分。
二天門に着きました。
境内に入って左手にある御神水。その奥にある浄行菩薩は、この世を浄化し人々の罪や穢れを洗い清めて下さるということで、皆さん手ぬぐいや束子でゴシゴシこすっています。
人の病をいやすという板本尊を祀る帝釈堂。
向かって左側、見事な枝を広げているのは「瑞竜の松」
毎年春になると一斗酒を肥料として与えているそうです。
帝釈堂の奥(喜見城)に祀られている日蓮が自ら刻んだという板本尊は、庚申の日にのみ公開されています。
近くで拝みましたが、想像以上に険しいお顔をされていて緊張してしまいました。
この帝釈堂(喜見城)の外壁には立派な彫刻が施されており、ギャラリーになっています。法華経に説かれる代表的な説話10話を選んで彫られているそうで、1枚毎に異なる雰囲気に魅せられました。
(拝観料:庭園・彫刻ギャラリー共通 大人400円)
柴又帝釈天は庭園「邃渓園」が美しいことでも有名です。
ひと昔へタイムスリップしたような、どこか遠くへ来たような非日常的な雰囲気。
庭園に降りることはできませんが、廊下を回遊し様々な角度から景色を堪能。
小さい秋の訪れも感じることができました。
縁側に置かれた木のベンチに座って、給茶機の煎茶で一服。参道で購入したらしい草団子を食べているグループを見かけたので、今度は真似しようと思いました(笑)
ここ柴又帝釈天でしか手に入らないお守りがこちら。
「庭球勝守」(1000円)
錦織圭選手がデビスカップ(国別対抗戦)のチームメイトと共に参拝に訪れ、このお守りをラケットバッグにつけていることで話題になりました。
今年の全米オープンでも、しっかりテレビに映っていましたよ。
実は、区民大会の女子ダブルス出場に合わせて手に入れたわけですが、、結果は1回戦負け(泣)
それでも次に繋がる収穫を得られたので、お参りした甲斐があったと思っています(感謝)。
帰り道は草団子を食べ歩きしつつ(「吉野屋」さんでは1粒から注文できました)、寅さんの実家である「とらや」でお土産(16個入り650円)を買いました。
ランチに選んだのは「Pizzeria luna e Dolce(ピッツェリア ルナ エ ドルチェ)」
本場ナポリでピッツァの修行をしたというシェフがいるお店です。
自家製の立派な窯があると聞いて、行ってきました。
セリエA・ナポリのチームカラーである水色、シェフが好きだという青色のグラデーションがとても綺麗。もちろんマリゲリータもヴォーノ! ジューシーなトマトソースとたっぷりモッツアレラチーズがたまりませんでした。
サラダとドリンク付きで1000円とリーズナブルなのも嬉しいですね。ナポリ産というファランギーナ種のスパークリングワインも後味が爽やかで美味しかったです。
東京・下町に暮らしていながら、まだまだ知らないところがたくさん。
古き良き風景や美味しいものを、もっと開拓してみようと思います。
■柴又帝釈天
http://www.taishakuten.or.jp/
■Pizzeria luna e Dolce