こんにちは。
寺社部長の吉田さらさです。
各地から選りすぐった寺社のお出かけ情報をお届けします。
さて、すっかり秋も深まり、
紅葉の便りも、あちこちから届くようになりました。
寺社と紅葉と言えば、まず京都を思いつきますが、このシーズン、有名どころは大混雑。
もっと優雅にしっとりと紅葉を楽しみたいなら、奈良の寺社に行くことをお勧めします。
と言っても、むろん奈良だって、東大寺や興福寺など
市内中心部の有名なお寺は混雑します。
そこで今回は、例年、比較的人出が少なめの郊外のお寺をご紹介。
何度めかの奈良旅の方は、ぜひ足を伸ばしてみてくださいね。
正暦寺(しょうりゃくじ)
奈良市東南の郊外の山間にあるお寺。
境内は自然に囲まれており、3000本を超える楓が山内にあります
それが順番に紅葉して行く様子はまるで錦のようで、
古来から「錦の里」と呼ばれてきました。
平成26年 11月2日(日)~12月7日(日)には、秘仏御開帳があります。
また、この時期には、完全予約制で、お昼に精進料理をいただくこともできます。
紅葉、秘仏、精進料理。まさにお寺の楽しみのフルコース。
この時期はJR・近鉄奈良駅から正暦寺行臨時バスも出るのが嬉しいですね。
詳しくはホームページをごらんください。
弘仁寺(こうにんじ)
「隠れ寺」と呼びたくなるような、風情のある山間の寺。
紅葉も見事ですが、虚空蔵菩薩、四天王、子安観音像などの仏像も素晴らしい。
こちらのお寺には1日3組限定の宿坊もあります。
簡素なお部屋ですが、心癒される滞在ができそうです。
健脚な方や、古代史に興味のある方は、
ここに泊まって、日本最古の道、「山の辺のみち」を散策するのもお勧めです。
円成寺(えんじょうじ)
剣豪の里として知られる柳生にあり、
浄土式庭園の池に映り込む紅葉が世にも美しい。
こちらは文化財が多いことでも有名で、
とりわけ、多宝塔に祀られた大日如来像がよく知られています。
かの大仏師、運慶が20歳代のころに造ったもので、
若々しく端正なお姿が人気です。
本堂(阿弥陀堂)にも、平安時代から鎌倉時代にかけての傑作仏像が数々あります。
本尊を納めた厨子、極彩色で菩薩の絵が描かれた四本の柱など、
建物自体にも見どころがいっぱい。
時間をたっぷり取って拝観したいお寺です。
詳しくはホームページをごらんください。
以上は、奈良市中心部から少し足を伸ばした郊外のお寺ですが、
後編では、奈良公園周辺の、とっておきの場所をご紹介しましょう。
写真提供/奈良市観光協会
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