グッチのイベントにお邪魔してきました。
グッチは今年で創設100周年。
同じ1920年代に建てられ、京都市指定有形文化財の旧川崎家住宅を会場に
「GUCCI BAMBOO HOUSE」
という体験型エキシビションが8月22日まで開催されています。
案内されてまずはライブラリーへ。
フィレンツェにある「グッチ ガーデン ブックストア」を参照して集められた書籍が並びます。ひとつひとつのアイテムの、柄とか色とかがいっぱいで主張してるんですが、とてもセンス良くまとまっていて不思議と落ち着く空間に。壁紙もチェアもグッチのものなんです。(このステキな壁紙はグッチで買えるそうですよ!)
グッチの世界観いっぱいのライブラリーですが、茶色の本棚やその下の暖炉は元からあったもの。全然違和感ないですよね。
これらの書籍はイベント終了後、京都工芸繊維大学へ寄贈されるそうです。素晴らしい!
そしてこちらが新しく発売された「グッチ ダイアナ」。
ちょうど学生時代、グッチのバンブーバッグが流行っていて街で沢山見かけました。あれから30年ほど経ちますが(!!!)、その頃とはまた違った解釈のバンブーバッグに。
ハンドルのバンブーにレザーベルトをセット。
このベルトがあるお陰でクラシカルなバッグが一気にモードになりますよね!
このネオンイエローの差し色が効いてます。
ライブラリーを出ると次は和の空間。竹節庵と名付けられたお茶室です。
裏千家今日庵業躰 奈良宗久氏の監修のお茶室で、竹をテーマしたお道具とグッチの製品を合わせているのですが、それが見事にマッチ。こちらの床の間には「松無古今色」と書した掛け軸とグッチの花瓶が。
この写真の中に隠れグッチがあるのですがわかりますでしょうか…ダブルGのロゴがひっそり隠れています。
中庭には竹が。元々こんなお庭だったのかなと思ったのですが、今回の為に植えられたそうです。
そうそう。
バンブーバッグのハンドルってもちろん竹なんですが、にょきにょきと地上に生えている部分ではなく、地中の中にある竹を使っているんですって。なるほどー。
竹の根をバーナーで熱を加えながら加工しているそうです。それを聞くとお庭の竹の根っこ、気になります。
次の間はエキシビションルーム。
歴代のバンブーバッグの数々。こちらは1960年代〜70年代のバッグ達です。
奥にあるのは、四代田辺竹雲斎氏の作品
「connection -無限-」。
竹を使った現代アートとGUCCIのバンブーバッグが見事にマッチ、歴史ある建物と相まって美術館の様な空間に。
日本人が昔から親しんでいた竹がこんな風にアートになって楽しませてくれるなんて。バンブーバッグも身近に感じられました。
歴史や文化などを楽しみたくてお邪魔していたのですが…サロンに並べられていたグッチ ダイアナを持たせてもらうとすっかり虜に。色とりどりのグッチ ダイアナがあったのですが、私はやはり黒!いいなぁ…着物にも合いますよ、と言われて更に購買意欲が高まりまして。欲しい欲しい欲しい!
ただご存知の通り、じゃあこれ下さい!と即答できる様な金額ではないのですよ。頭の中でソロバン弾きながら、いつ、どうやって買えるかシュミレーション。とりあえず後日、ショップへ行ってみようと思いました。
会期のはじめにお邪魔したので、旧川崎家住宅の真ん前には「八幡山」が。今年も山鉾巡行はありませんが、周りに幾つかの山鉾が建っているお陰で京都の夏を感じる事ができました。
そこから一歩入り、グッチの世界に浸ってワクワクしたひととき。スタッフの方に、夜のお庭もまた違った雰囲気で良いですよ、と教えていただいたので、また夜にもお邪魔しようと思っています。
隠れグッチは障子下部の方の写真を拡大してみて下さい。右側にダブルGロゴがありますよ!