季節ごとに訪れている鎌倉。
今回は、手つかずの自然が残り眼下には江ノ島を望む鎌倉山へ。小説家の北畠八穂も鎌倉山に居を構えた一人。数寄屋風の家があり、風情があったんだそうです。
鎌倉山を訪れた目的はその頂上に構える「ローストビーフの店 鎌倉山本店」での暑気払い。暑い夏はお肉をしっかり食べて夏バテ予防しようと思い立ち、緊急事態宣言前に伺いました。夏バテ予防にお肉って単純なようで理にかなっているのです。
以前はお寿司一辺倒だった私がアラフィフになり、改めてお肉のパワーに気付かされました。特に赤身の肉にはビタミンB1のほかに、鉄分も多く含まれているため貧血予防にも。
1971年創業の「ローストビーフの店 鎌倉山本店」。
門を抜けると風情ある日本庭園があり東京から1時間たらず、非日常の風景が広がります。
旧家の別荘の面影が残る店内と広々とした中庭に暫しうっとり。
メニューは、ローストビーフやステーキをメインにしたコースとアラカルトもありました。
私はローストビーフをメインにしたコースに。
地の魚介等をふんだんに使用したオードブル。
全国から和牛を厳選し、丁寧にじっくり低温で焼き上げローストビーフは塩と胡椒のみで下味をつけ旨味を凝縮。
ワゴンサービスで目の前でカッティングされるローストビーフはまさにエンターテイメント。
何もつけずに肉本来の味を愉しんだ後、自家製グレービーソースで味変を愉しみます。
国産黒毛和牛ローストビーフが美味しいのは勿論ですが中庭に設えてある炉で国産黒毛和牛を炭火焼きするステーキもオススメです。
華やかなスイーツにも心満たされるひととき。
雨の匂いとしっとりと濡れた木々がみられ、情緒があります。雨だからこそ美しい風景もあるのだと気付かされました。多くの文豪の作品に登場し、愛された鎌倉山。その由縁が垣間見れたようです。
窓辺からは鎌倉の街並みを見渡すことができ、時が経つのも忘れるくらいリラックスしてしまいました。
秋には紅葉、春には梅や桜が愛でることができるため季節毎に訪れたいと思いました。鎌倉で寺社やカフェ巡りも楽しいですが奥座敷で心ゆくまでのんびり過ごすのもいいものです。
帰り道、手打ちそばの「鎌倉 こ寿々」にて名物のわらび餅を購入し家族へのお土産にしました。