まだまだ暑い日が続きますが、少しずつ日が短くなり秋の気配が感じられるようになりました。
今年の夏もコロナ禍でバカンスを楽しむことはできませんでしたが、先日、ステイホーム中の気分転換を兼ねて大好きな、丸の内にある『三菱一号館美術館』に行ってきました!
去年もこちらでご紹介させて頂きましたが庭園の美しいとても素敵な美術館です。
こちらの美術館、サポーター制度がありまして、実は私もサポーターになっています。年会費は4000円(税込)。入館料は展覧会により異なりますが、だいたい3回以上行けばかなりお得に。美術館お好きな方にはおススメです。
今開催されているのは、三菱創業150周年を記念した『三菱の至宝展』(9月12日まで)。三菱といえば…1870年(明治3年)に岩崎彌太郎さんが九十九商会を設立、その後、三菱商会になったことでも有名です。この岩崎家、明治維新によって古い日本の文化が損なわれていくことを惜しみ、日本の古美術や古典籍を収集したそうで、今回の展示では国宝12点、重文31点その他にも見ごたえがある美術品が沢山! さすが岩崎家です。
国宝の一つ、俵屋宗達の屏風は源氏物語の中の1シーンが描かれています。雅で美しく、暫く見惚れてしまいました。
国宝であるこちらの屏風は京都・醍醐寺復興のために弟の彌之助さんが寄進をした返礼として贈られたそうです。お金の遣い方もさすがです。素晴らしいですね。
そして今回是非とても楽しみにしていたものが、国宝の『曜変天目』。
こちらは江戸時代初期に徳川家へ、その後3代将軍家光が乳母の春日局与えたと言われています。
世界に三点しかないというお宝で、まさに掌の宇宙!と呼ばれるに相応しい美しい器でした。見る角度により色が変化し、とにかくオーラがすごかった…
曜変天目をデザインした写真スポットもありましたよ。
素晴らしいお宝で目の保養をした後は目の前のカフェで一休み。
テラス席でお茶を頂きました。こちらも緑が多くて気持ちの良い空間です。
購入した図録と一緒に。
図録も美しいですよね。
見て、飾って。重くて悩みましたが購入して大正解でした。
最近読み始めたこちらの本。
三菱一号館美術館サポーターの友人に教えてもらった
『絵を見る技術』
そして本屋さんで見つけた
『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』
美術館大好きですが、今までなんとなく見ていた絵画。
こんな知識があったら楽しみ方の幅が広がりそう!?
長引くステイホーム中に読んでみようと思っています。
息抜き兼ねて、感染予防をしっかりと。美術館巡りを楽しもうと思います。