サッカー観戦(日本代表VSホンジュラス代表)がメインの旅でしたが、もみじが色づき始めた香嵐渓(こうらんけい)まで足を伸ばしてまいりましたので、ご紹介します。
毎年、11月1日から30日まで「もみじまつり」を開催しているそうで、この日(11月中旬の土曜日)は朝からたくさんの人で賑わっていました。
午前中に移動をしたので国道の渋滞はまだなく、
豊田市中心部から約30分で到着です。
巴川にかかる赤い橋・待月橋(たいげつきょう)は風情がありますね。五色もみじが有名ですが、残念ながら見頃はまだこれからでした。
たくさんの人がカメラを構えているので、本気で紅葉を撮影されたい方は
スーパー朝一の出動をお勧めします。
ここ香嵐渓は愛知高原国定公園に位置するのですね。
陽射しがあっても、かなり肌寒い気候でした。
もみじ約4000本が一斉に紅葉している景色を見てみたい。
日没から21時まではライトアップしているそうで、
さそがし幻想的な空間になるのでしょう。
こちらは香嵐渓の中心部にある見学スポット
「三州足助屋敷(さんしゅうあすけやしき)」(入場料大人300円)。
昔の農家の暮らしを再現した民族資料館なのですが、
他と少し違うのは実際に中でたくさんの人が活動をしていること。
茅葺屋根の母屋があったり、土蔵があったり、昔の建物や道具がたくさん。
それぞれの建物の中で実際の職人さんの手仕事を見学できるのです。
機織り職人さんは、ここ足助屋敷で染め上げた糸を使って反物を織っています。
そうして作られたテーブルクロスやコースターなど販売もしていました。
わらぞうり職人さんが丁寧に編んでいる物は、とても丈夫そう。
昔の人は、お米をとった後の藁を大切に使っていたのですね。
朝ドラ「花子とアン」で主人公のお母さんが寝る間を惜しんで草履を編んでいたことを思い出し、胸がキュンとしました。
一目見て欲しくなってしまった和傘ランプシェード。
外国人への贈り物にも喜ばれそうですね。
こちらも、もちろん手作り。奥で職人さんが黙々と作業をしています。
本格的な和傘もありました。
無形文化遺産に登録されるという日本の和紙の素晴らしさを実感できます。
足助の和紙は「三河森下紙(みかわもりしたがみ)」と呼ばれる丈夫な紙だそう。
もみじ入りで作るなんて、季節限定で素敵。
ここでは色々な作業を体験実習できるので、時間に余裕があれば試してみたかった。
自然素材で作られたミニチュアハウス足助バージョンを発見。
軒先に吊るされた干し柿、縁側に立て掛けられた竹馬、藁箒やちゃぶ台など、どれも実際にここにあるものばかり。
施設内には竹馬以外にも、けん玉やベーゴマ、お手玉など昔のままに作られたおもちゃが置いてあり、大人たちが夢中になって遊んでいましたよ。
たくさんの紅葉客で賑わっている香嵐渓の中で、ここ「三州足助屋敷」はとても静か。
本当に人里離れた山奥の暮らしを覗きに来たようで、ほっこり癒されました。
最後に豊田市グルメをご紹介。
味噌煮込みうどんを求めて訪れた「山本屋 山水店」
豊田市駅から車で5分程のところにありました。
私が注文したのは天ぷら煮込みうどん(1100円)
味噌煮込みうどんに海老と海苔の天ぷらが乗っています。
かつを風味が利いたお出汁は見た目よりしつこくなくて好み。
麺は細味ながらもコシがしっかりしていて噛み応えあり。
普段、天ぷらは塩で食べる派の私ですが、ここの海老天は味噌と合う!
今度はスペシャル煮込みうどん(かしわも乗っている)を注文しようと思います(笑)
■足助観光協会 香嵐渓
http://asuke.info/korankei/
■三州足助屋敷
http://www.asuke.aitai.ne.jp/~yashiki/