東京で桜が満開の時、久しぶりに箱根へ1泊してきました。
今回お世話になったお宿は
『鶴井の宿 紫雲荘』
箱根湯本駅から徒歩圏内の国道1号沿いにあるお宿です(箱根駅伝の山登りでお馴染みの場所です)。
江戸時代の浮世絵に描かれていた、塔ノ沢のシンボル勝驪山(しょうりざん)と呼ばれる岩山をくり貫いたという入口はインパクト大ですよね。
ロビー隣りにあるテラスでは早川のせせらぎを眺めながら湯上りサービスの飲み物を頂くとこができます。
こちらのお宿は全てお部屋食。家族におすすめの「起雲の間」は和洋室の2間に広縁が付いた、とてもゆとりあるお部屋です。
円窓からの景色と眼下に流れる早川がまた素晴らしい。
夕食は「そば懐石」。
前菜の季節の5品の海苔巻きや蕎麦がき等、オーナーシェフ手打ちの十割そばをアレンジしたお料理の数々は、あっさりとしたお味でこの年代にはちょうど良い感じです。趣のある竹の器もこちらの宿手作りだそう。
弱アルカリ性の単純温泉は無味無臭でサラッとした泉質。露天風呂からも早川を眺めることできます。
ヒノキと竹で作られた貸し切り風呂の「男爵の湯」は以前ロマンスカーの広告にも使われたそうです。
翌日の朝食もお部屋で。
窓をあけて川の音を聞きながらの朝食は格別でした。
チェックアウト後、紫雲荘の敷地内にある吊り橋『鶴扇橋」を渡り散策へ。少しですが桜が咲いていました(東京の桜は満開でしたがこちらはまだ咲き始めでした)。
夏になると蛍に出会え、秋には紅葉が楽しめます。都心からは日帰りでも行ける箱根はやっぱりいいですね。