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書の余白の美、線の美しさにうっとり。芸術の秋を楽しみましょう。

NORIKO(OG)

NORIKO(OG)

都内在住。自宅サロンで薬膳、薬膳茶講師、薬膳茶の販売をしています。ワインを飲んだり、友人と美味しいものを食べることが好きです。最近、書道を基礎から学び直しはじめました。無になれる時間が心地よく、毎週のお稽古が楽しみ。書道をきっかけに「和」のものに惹かれるようになりました。日本の魅力なども私らしく発信していきたいです。

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先日、読売書法展を鑑賞しました。
読売書法展は『読売新聞社と読売書法会が主催する書の公募展』で、昭和59年(1984年)に始まり、今年で38回目の開催になる日本最大級の書道公募展になります。

 

最大級ということもあり、会場が2つに分かれていて、第一会場は国立新美術館、第二会場は東京都美術館で開催されました。

(会期は終了しています)

以前こちらのブログでもご紹介させて頂いた、私の仮名書道の師匠である、鈴木華水先生が読売書法会の理事をされており、先生はじめ、お教室の先輩方の素晴らしい作品を鑑賞、手習いではなく、目習いをさせて頂きました。

 

鈴木華水先生の書の一部ですがご覧ください。

私はまだまだ勉強中の身ですので、偉そうなことは言えませんが…こんな私でも先生の書の美しさ、余白の美、墨の濃淡やかすれ、線の美しさに本当にうっとりしてしまいます。

 

仮名書道には下記の3つの特徴があると言われています。
①連綿(2つ以上の文字の続け書き)
②散らし書き(文字の大小、行をそろえない、行間の変化など、仮名書道独特の表現法)
③変体仮名(現代では使われることのない事のない(学校教育で用いられていない)平仮名)

 

皆様の中にも今後書道展や美術館で仮名書道を観る機会が訪れることがあると思います。
是非この3つのポイントを気にしながらご覧になってくださいね!
変体仮名が読めなくても絵画を観る様に楽しめると思いますよ。

さて、話は変わりまして。
第一会場である国立新美術館は黒川紀章氏によって設計された国立美術館です。


ガラスのカーテンウォールや吹き抜けの天井で館内はとても明るく、開放感があり、とっても素敵な美術館なんです。12もある展示室、ミュージアムショップ、レストランやカフェも充実してるので、1日中美術館で過ごすこともできそう!

 

この日は友人と開館時に持ち合わせ、書道展の鑑賞後に3Fにあるレストラン、ブラッスリーポール・ボキューズ ミュゼでランチをしました。


コンセプトは伝統的なリヨン料理。
なんだかワインに合いそうなお食事でしたが、ご一緒した友人がこの後お勉強…ということで私もアルコールは我慢! ノンアルコールでしたが、お食事とおしゃべりを楽しみ大満足。

ガラスウォールから綺麗な緑と柔らかな日差しで、都内にいることを忘れてしまいそうな素敵な空間。夜景も綺麗だそうです。いつか夜に訪れたい!

レストランを出て気が付いたのですが、同じフロア(3F)に図書館も見つけました。


美術に関する専門図書館だそうで、所蔵資料の貸し出しはされていませんが、閲覧は無料。ということで、友人と書道関係の本や過去の公募展の作品集を観たり…楽しい時間でした。

 

今回の読売書法展、大きな公募展ということで一度では観ることができず、招待券をいただきましたので数回運びましたが、素晴らしい作品の数々にそれでも時間が足りず、もっと観たいと思った展覧会でした。お写真以上に実物の作品は素晴らしいです。

 

読売書法展は、10月は北海道、四国、東北、中部、九州と開催されます(関西展、中国展は終了)。今後のスケジュールは読売書法展のサイトをご確認ください。

 

芸術の秋、美術館巡り楽しみましょう!

 

読売書法展


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