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銀座のお寿司を気軽に食べられる嬉しいお店

吉田さらさ

吉田さらさ

寺と神社の旅研究家。

女性誌の編集者を経て、寺社専門の文筆業を始める。各種講座の講師、寺社旅の案内人なども務めている。著書に「京都仏像を巡る旅」、「お江戸寺町散歩」(いずれも集英社be文庫)、「奈良、寺あそび 仏像ばなし」(岳陽舎)、「近江若狭の仏像」(JTBパブリッシング)など。

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こんにちは、寺社部長の吉田さらさです。

 

今回は、最近お気に入りのお鮨屋さん「銀座おのでら」をご紹介します。

「銀座おのでら」と言えば、「銀座から世界へ」のキャッチフレーズでも有名で、世界5地域に13もの店舗を構え、うち3店舗でミシュランの星を獲得している高級外食チェーンです。

 

それじゃきっとお高くて、ちょくちょく通うことなんかできないかもとお思いでしょう。もちろん銀座の本店はそれなりのお値段ですが、実は、わたしが時々立ち寄るのは回転鮨形式のお店です。そちらは、「廻転鮨 銀座おのでら本店」といって、銀座と名がついても原宿の表参道にあります。1年ほど前に開店し、比較的手ごろな値段で銀座のお鮨が食べられるとあって、連日大人気です。

 

そして、引き続き今年の4月、銀座本店のすぐ近くに、立ち食い鮨形式の「鮨 銀座おのでら 登龍門」というお店もできました。こちらも、銀座おのでら本店と同じネタを、さくっとお手ごろ値段で食べられる嬉しいお店です。

こちらの店名に「登龍門」という言葉がついているのは、実はこちらのお店が、職人さんを育てる場所という意味も持っているからです。若い職人さんたちは、いずれは本店での勤務や、自らの希望する店舗(海外店舗や独立など)で働くために、こちらで修業を重ねます。

 

お鮨を握るだけでなく、お客さんとの会話、間の取り方、他の職人さんとの兼ね合いなど、多方面への心配りも大切です。そういったことを学ぶ場として、立ち食い鮨という形態は最適。つまりこちらは「お客様に育てられる鮨店」なのです。

 

当然のことですが、銀座の一流店なので、立食い鮨だからと言ってサービスがイマイチということもありえません。お客さんの方も質のよいお鮨をお安くいただけるのですから、まさにウィンウィンの関係ですね。

 

このたび、登龍門の卒業生第一号となられた佐藤亮平さん。

今回わたしは佐藤さんのご卒業を祝う試食会にお呼ばれしたのです。

こちらの卒業生は「登り龍」と呼ばれ、佐藤さんの場合は、卒業後、銀座本店の方で勤務中です。その後はさらにニューヨーク店にご栄転とのこと。

 

 

栄えある卒業生のお名前を江戸文字で記した名札がこちらに掲げられます。

何かの道場のようですね。

ハワイで農業の経験もあり、鮨歴は5年。鮮やかなお手並みに見とれます。

「本店の方は特別な日を特別な店でというお客様も多いのですが。こちらはカジュアルなお店なので、会話のトーンも少し違ったりしますね」と、ちょっとお茶目な雰囲気もかもしながら、握ってくださいました。

 

 

本日のおすすめは、まず兵庫のアジ。青魚の生臭みもなく、さっぱりいただけます。

 

引き続き、大間の中トロ。とろける味わいです。

 

職人さんの腕が問われる巻物。こちらのお店では手巻きを出しません。

巻きすできっちり巻けるようにならなくてはいけないという教育的な観点からだそうです。

 

 

気になるお値段はこんな感じ。高いものでは1貫800円代くらい、最高値の巻物でも950円。

これならお財布の中身をそれほど気にせず、好きなものをいただけそう。

 

6時開店で、15時から店頭のタブレッドで整理券が発行されます。お席が空いていればすぐ入れることもあるそうです。

 

店内では、自分のスマートフォンから注文します。そういうシステムなら、女性のおひとりさまでも入りやすいですね。実際に、ちょっと立ち寄って2~3貫食べて行く女性も多いとのこと。歌舞伎座のすぐ近くなので、観劇の前後に軽く腹ごしらえするのもいいですね。そんな使い方ができる銀座のお鮨屋さん、覚えておいて損はないかと思います。

 

 

鮨 銀座おのでら 登龍門

詳細は、公式サイトをごらんください。

 

 

𠮷田さらさ 公式サイト

http://home.c01.itscom.net/sarasa/

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