おでかけ女史組にこの春から参加させていただく”natsuko”と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
先日、久々の海外旅行で台湾に”おでかけ”してきました。この旅の最大の目的は、『hoja kitchen』台湾料理教室。日本でも料理本を出版されている憧れのペギー先生との個人レッスンが叶いました。台北郊外“士林”(中心部から電車で20分ほど)駅で先生と合流し、まずは歴史ある市場を案内していただきました。日本では見たことのないお野菜、フルーツ、惣菜がめじろ押しです。
両手いっぱいの買い物袋を下げ、台湾の古い街並みが残る「士林」の路地裏を歩くこと5分、スタジオに到着。玄関扉中央の”福”印が逆さまになっているのわかりますか?「福が来る」と「福を逆さにする」、どちらも発音が「フー・ダオ・ラ」だから福が来るようにという願いを込めて逆さまに飾るそう。
扉を開けると…モダンとノスタルジー、台湾とヨーロッパが絶妙にミックスされた素敵すぎる空間が! インテリアデザインのお仕事をされていた先生のセンスが散りばめられたスタジオでした。こんな可愛らしいキッチンでお料理ができると思うとドキドキが止まりません。
料理教室スタート! この日のメニューは『夜市料理』。まずは“涼拌小黄瓜(リャン・バン・シャオ・ファン・グァワ)”というニンニクが効いたきゅうりの浅漬けのようなお料理から。きゅうりを叩いて割って調味料を混ぜたらタッパーに入れてフリフリ……冷やして出来上がりです。
胡椒餅は時間をかけて生地から作りました、断面が幾重もの層になるよう伸ばして畳んでの作業を何度も繰り返します。
今回のメニューで印象深かった一品は”百香果冬瓜(バイ・シャン・グゥオ・ドン・グァワ)“。冬瓜の皮とパッションフルーツの和え物。薬膳的要素ありのお惣菜でした。
薬膳では体に溜まる余分な水分を排出する時に冬瓜の皮がよく使われます。冬瓜皮(とうがひ)というお薬でもあります。湿度が高いと湿気が体にも溜まりやすく、“むくみ”を招き、体をだるく重くすると薬膳では考えられています。台湾は年間を通して湿度が高い国。冬瓜の皮が日常的に食べられていることに納得です。
お楽しみの試食タイムです。この日はなんと10品! と盛り沢山。どれも美味しそうでお行儀悪くもどれから食べようか迷い箸に……。
先生と一緒に作ったお料理は食べていると指先にまで幸福感と温かさが行き渡るような、とても優しく深みある味わいでした。最後は先生が台湾茶を淹れてくださり、市場で買ったフルーツとティータイムを。憧れのペギー先生はとっても気さくで親切で心優しい方でした。お会いしたらもっと大好きに!先生と記念撮影。ペギー先生、美味しく幸せなひと時をありがとうございました。
お腹いっぱい幸せいっぱいなひと時を過ごせる台湾現地の料理教室です。レッスンは日本語ですので、台湾、台北に訪れた際にはぜひ!
最後までお読みいただきありがとうございました。