今年に入った辺りから、とても体が疲れやすくなってきました
家事や仕事もやる気が出ず、疲れから車の運転も注意散漫になり……。
私は週1回、ママさんバレーをしているのですが、息切れが酷くてパスの練習すらまともに出来なくなってきたのです。それどころか日々の買い物や食事の支度すらも、ずっとジョギングをしているかのようなしんどさ。
最初は更年期の前触れかと思い、サプリや漢方も試してみたのですが、全然効果も現れずで。
1番おかしかったのは、食欲はすごくあるのに体重が減っていくこと。あれれ、更年期かな? と思っていたそれらの症状は、いや待て前にもこんな事あったな、という確信に変わり……バセドウ病の再発でした。
バセドウ病とは、甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンが多くなりすぎてしまうことによって、体重減少や脈が速くなる頻脈など全身にさまざまな症状が現れる病気です。
高校3年生の時に急に発症し、その日から激しい運動(体育)は禁止となり、学校にもなかなか行けず、行っても眠くて眠くてお昼も食べず放課後まで机で寝てしまう時も。
当時はこの病気も珍しく、バセドウ病と診断された時は「よくわからない病気になってしまった、私の青春はどうなるの」と付き添いの母親と医師の前で泣いた覚えがあります。
とにかく無気力な毎日に、怠けてるだけじゃないの? と周囲には思われていたかと思いますが、今となっては有名人や、経験した事のある人、また逆の甲状腺機能低下症の人も沢山居て、「しんどいらしいね、無理しないでね」と皆が心配してくれています。
そんな病気が何でまた再発しちゃうのよ、と酷く落ち込むこともありましたが(これも症状のひとつだったのだと思います)薬や治療法がキチンとある病気だった事や、子供も自立した今のタイミングで良かったんじゃないかと段々と前向きに思えるようになりました。
バレーボールに関しては運動禁止命令は出ず、「しんどいからどちらにしても出来ないでしょ? 出来る範囲で程々にやるならいいですよ」と言ってもらえたのがまだ気持ち的にも救いでした。
大好きなおでかけも、一時は憂鬱で何もしたくない、どこにも行きたくない! と家にこもってしまう日もありましたが、投薬で少し落ち着いてきた今、次のお休みは何処に行こうかとワクワクしています。まだ完全に前のような日常生活に戻れた訳ではないのですが、元気に動ける事の大切さを痛感しています。
少しずつ体を動かすこともできてきて、お花見クルーズや山登りも楽しめるようになりました!
体や心、色々な症状が出てくる年代になってきましたが、運動習慣や趣味を持つ事で私は不調に早く気付くことができました。
最近は、この病気とも長く付き合う覚悟で、気のせいだろうではなく自分のからだにキチンと耳を傾むけ毎日笑顔で居る事の大切さを実感している日々です。