休日になるとオトナは何故シャンソンを聴きたくなるのでしょうか?
みなさん、こんにちは。MIZUHOです。
ワタシが初めてシャンソンを聞いたのは今から約30年前。今は閉鎖してしまった渋谷ジァン・ジァンという小劇場で観た美輪明宏さんのライブ。当時放送禁止とされていた「ヨイトマケの歌」を聞き、衝撃を受けたのを今でも鮮明に覚えています。
*渋谷ジァン・ジァンのライブにて美輪明宏さんご本人にサインしていただいた著書「紫の履歴書」*
時は流れ大人になった現在、しっぽりとシャンソンに魅了されたいと思い向かったのは、横浜相鉄ムービルの3Fにあるライブハウス「 Yokohama mint hall 」です。
「梅垣義明 with スギテツ 再会! 〜春のシャンソン祭〜」と題された今回のライブ。
梅垣義明さんと言えば、舞台やドラマでのバイプレーヤー、WAHAHA本舗の歌姫として大活躍の俳優さんですが、誰をも魅了する個性的な美貌と歌声を生かしたシャンソン歌手としても有名です。
梅垣義明さんのシャンソンショーは美輪さんも公認済みで、2016年に再演された美輪明宏さんの代表的舞台「毛皮のマリー」でお二人が共演しています。
今回のライブで演奏する「スギテツ」は杉浦哲郎さんと岡田鉄平さんが演奏するヴァイオリンとピアノによる音楽デュオ。
杉浦さん、岡田さんともにWAHAHA本舗や梅垣さんのライブで舞台音楽を担当していたそうで、今回約10年ぶりの共演となるのだそうです。
会場入り口には、梅垣さんのコロナ検査陰性確認の掲示あり。
開演前の舞台には、一輪挿しに深紅のバラが2本スポットライトを浴びています。
ここまでの文章であえて伏せてきましたが、梅垣義明さん、いや……シャンソンの歌姫 梅ちゃんと言えば、知る人ぞ知る、越路吹雪の「ろくでなし」を歌いながら春日井のグリーン豆を鼻から飛ばす達人。
ちなみに【鼻・豆】で検索すると最上段に梅垣義明さんが出てきます(笑)
今回のライブのちらしには
「鼻から豆を飛ばす・・・飛沫感染!!お客様を抱きしめながら歌う・・・接触禁止!!
コロナ禍において暗中模索に陥る梅ちゃんを長年の盟友であるピアニスト・杉ちゃんは支えることができるのか?」
そんな文章が印刷されていたので豆飛ばし・客いじり無しと思いきや、開演後後、ろくでなしを歌いながらの豆飛ばしの演出に観客は大喜び。
*開演中・撮影可能場面にて*
さらに美女と野獣の歌に合わせて、開演前に配布されたストッキングをかぶった男性観客が梅垣さんに指名され、ステージに上がるというなんとも衝撃的、且つ感動的な場面も。
*開演中・撮影可能場面にて*
梅垣さんが衣装替えの時間帯には、スギテツのお二人が奏でるヴァイオリンとピアノによる「クラシックを遊ぶ音楽実験室」ミニコーナーがありました。
シャンソン・一人芝居・クラシック・鼻から豆飛ばしなど盛りだくさんの内容で終えた横浜の「春のシャンソン祭」は大盛況。
今回が第一回目の開催でしたが、横浜に続いて8/27(日)渋谷のLOFT HEAVENで「梅垣義明 with スギテツ〜初秋シャンソン祭〜 」の開催も決定されたそうです。
TVなどでなかなか見ることのできない笑いあり、感動あり、グレーなお話や即興ネタなど、演者と観客の一体感はライブハウスならではの醍醐味だとワタシは実感しています。
*終演後楽屋にて WAHAHA本舗のご厚意で梅垣さんが撮影に応じてくださいました*
インドには「笑いヨガ」というものがあり、声を出して笑うことによって新鮮な酸素が体内に入り脳が活性化、リラックスできて健康効果が得られるらしいです。
梅垣義明 with スギテツのシャンソン祭でシャンソン、クラシックを楽しみつつ、ストレス発散、お腹の底からおもいっきり笑ってみませんか?