日中はまだ暑い日もありますが夕方になればだいぶ涼しくなり、過ごしやすくなってきましたね。季節の変わり目で体調を崩しやすい時ですが、しっかりと体の舵取りをして健やかに過ごしたいです。
前回のお灸体験に続き、今回は仙台駅近くにある去年オープンした薬膳ごはんのお店に伺ってきました。広東薬膳スープと蒸籠ごはん『蓮めぐり』さんです。
スープ3種類に蒸籠ごはん2種が用意されており、季節や自分の体調に合わせて組み合わせてオーダーします。訪れた日、私は疲れが少し溜まっていて、むくみもあり、体が重く……この日の私の体調にピッタリ! とうもろこし、ハトムギ、小豆などが入り、疲れやむくみに最適なスープがありました。
色が濃いのでパンチある味かと思いきや、強い香りも雑味もなく食材の美味しさだけ! するりと飲めて本当に美味しい。そして、じんわりと体に滋味が染み込んでいくようです。ベースとなるスープから時間をかけて丁寧に丁寧に炊かれているのだなと思いました。
蒸籠ごはんは疲労回復の鶏とじゃがいもが乗ったものを。
蒸気で優しく蒸しあげられたお肉が本当に柔らかくて感動しました。豆豉(とうち)のコクがしっかりとお肉に。ご飯はふっくらと一粒一粒が立っているような絶妙な炊き上がり。
オーナー兼厨師の小川さんは都内有名店、星付きのお店で修行した後、中国広州に留学して本場の薬膳スープを極めてこられたと。高級店に引けを取らないスープでもお値段は良心的です。忙しい仙台ワーカー達が疲れた時の駆け込み寺的なお店になっていくのでは。
〈テーブルには生薬があり実際に香りを試せます〉
同じスープを持ち帰り、この日の夜ご飯にしました。帰宅後から翌日の昼にかけてトイレが近くなり、余計な水分が出た後はやはり体もすっと軽くなりました(個人の感想です)。
〈んー、やはり蓮めぐりのスープは再
現できなかった…〉
お灸で外側、薬膳で内側……と、東洋医学のWアプローチは効率よく体を調える良策かと思いました。