こんにちは、寺社部長の吉田さらさです。
わたしはイランやレバノンなど中東の国々の料理が好きで、東京都内やその近郊でお店を探し、あれこれ食べ歩いております。以前はあまり馴染みのない食べ物と思う人も多かったようですが、近年ではその美味しさが広く知られるようになり、新規開店も増えてきたようです。今回は最近オープンした中東系料理レストランをご紹介しましょう。
Trattoria Tabulé(トラットリア タブレ)
横浜のみなとみらい地区にできた新しい商業ビルLIVING TOWN みなとみらい1Fにあります。こちらはイタリアンと中東料理が融合した新ジャンルのお店。
これまでわたしが食べてきたのはそれぞれの国出身の方がシェフを務めるローカル色が強い店が多かったのですが、それとは少し違う洗練された味わいが魅力です。
「La Brianza(ラ ブリアンツァ)」をはじめとするミシュラン掲載店舗を複数店運営するオーナーシェフ 奥野義幸さん(左)と、NYミシュラン12年連続三つ星「Jean-Georges」にて日本人初の副料理長を務め、現在は 都内で紹介制レストラン「No Code」のオーナーシェフを務める米澤文雄さん(右)。
日本を代表する若き名シェフのお2人がタッグを組んで、中東イタリアンという新ジャンルのお料理を生み出しました。
開店のきっかけはコロナ禍中に遡ります。2021年11月、「食で未来を創る」をコンセプトに、米澤さんと奥野さんがClosetableというオンラインサロンを立ち上げました。
これに参加したさまざまなジャンルの方々のプロジェクトや商品を紹介するオフラインの場として、このレストランをオープンしたとのこと。このようなお話を聞くと少し敷居が高く思えるのですが、レストランは誰でも気軽に利用できます。
店名にもなっているおすすめの料理。タブレとは中東料理を代表するサラダの名前です。
キヌア、パセリ、さまざまな野菜や果物を水切りヨーグルトとともにいただきます。中東諸国では、ヨーグルトをデザートとして食べるだけでなく、料理にもよく使います。
2年間熟成させたメイクイーン種のジャガイモをサラダに。ムール貝とグリーンアリッサ。
アリッサ(ハリッサとも呼ばれる)はモロッコやチェニジアなど北アフリカでよく使われる辛くてスパイシーな調味料で、本来は赤いのですが、こちらでは青唐辛子とハーブで作られているので緑色なのが特徴です。
ローストしたカリフラワーにピーナッツバターとカルダモンなどカレー風味のスパイスを使ったソース。くるみと江戸前ハーブとともに。
江戸前ハーブとは、東京都大田区で栽培されるマイクロハーブで、都内の有名レストランのシェフ達を虜にしているものです。栽培しているのは、オンラインサロンClosetableのメンバーである村田好平さん。
ケールとバジルをベースにしたソース。キッタラとは岡山県の老舗製麺所「冨士麵ず工房」の波夛悠也さんが展開する新ブランド「ハタフレスカ」の生パスタ。この方もオンラインサロンClosetableのメンバーです。
やわらかく仕上げた鶏胸肉をパン粉焼きにしました。
サワークリームとレモンを絞って、中東らしい食べ方を楽しめます。
お料理は全体的に軽く、ベジタリアンやビーガンの方も食べられるメニューが多いです。また、それほどエスニック色が強くなく、スパイス使いも控えめなので、中東料理ははじめてという方にもおすすめです。
横浜に遊びに行ったついでにランチからお試しするのもよいですね。
Trattoria Tabulé(トラットリア タブレ)
神奈川県横浜市西区みなとみらい4−2−1LIVING TOWN みなとみらい1F
045-307-6333
営業時間:
ランチ12:00-15:00 Close(14:00LO))
ディナー17:30-22:30Close (21:00 Food LO / 21:30 Drink LO)
水曜定休日
Tabulé Instagram: @tabule_trattoria
𠮷田さらさ 公式サイト
http://home.c01.itscom.net/
個人Facebook
https://www.facebook.com/yoshidasarasa
イベントのお知らせFacebook
https://www.facebook.com/