こんにちは、寺社部長の吉田さらさです。
今回はとっておきのお宿「鎌倉古今」をご紹介します。
こちらはお食事だけでも利用できるので、以前ランチでうかがい、お部屋を見せていただいたことがありました。あまりにも素敵でいつか泊まってみたいと思ったのですが、かなりお高い上に1日2組限定で予約が困難。ちなみにお部屋は2つともメゾネットスィートで4人まで泊まれます。
今回、札幌から友人が3名来ることになり、絶好のチャンス到来。
4人で泊まれば宿泊費も少し押さえられます。迷わずダッシュで予約しました。
事前に電話でお願いしておくと、コンシェルジェさんが鎌倉駅までお迎えに来て、行きたいお寺まで送ってくださいました。そこから何か所か寺社を巡ってまたお電話すると、再びお迎えに来ていただけました。このようにきめ細かくお世話をしてくれるのも、このお宿の大きな魅力のひとつです。
写真左がコンシェルジェの松宮巳佳さん、オーナーの奥様です。
右は総支配人の平山洋さん。
安政2年(1855年)、つまり江戸時代末期に建てられた邸宅をリニューアル。お庭は前の持ち主さんが暮らしていた時からそれほど変えていないそうで、樹木などはほとんどそのまま。季節は2月中旬、暖かい日で、梅がちらほら咲き始めていました。
こちらが本日泊まるお部屋です。奥のお蔵もお部屋の一部として使われています。
まずはウェルカムドリンクとスィーツでお出迎え。
通常はシャンパンですが、お酒が苦手な人はノンアルコールドリンクから選択できます。わたしが選んだのは「古今茶」というオリジナルの健康茶で、18種類もの野草が陰陽五行に基づいて配合されています。お土産コーナーで購入することもできます。
それではルームツアーへ。こちらは手前の和室で、お庭が見えます。
宿泊者が4名の場合は、2人がこちらに布団を敷いて寝ます。
その奥にお蔵の入り口があります。
お蔵の1階はリビングルーム。大画面のテレビがあり、各種DVDもそろっています。
好みの音楽をかけてくれるアレクサ、鎌倉情報を主とした書籍類も並んでいます。
水回りもスタイリッシュで清潔感にあふれています。
引き出しの中には上質なアメニティがぎっしり。
お風呂は24時間循環式。いつでも清潔なお湯で満たされています。
お蔵の2階がベッドルーム。2台のベッドが並んでいます。
さて、お待ちかねのディナーです。基本はイタリアンなのですが、他のレストランでは見たことのない素材を使った斬新なお料理が次々に出てきます。料理のネーミングも面白く、驚きの連続です。
雲丹とカリフラワー。ゆり根とカリフラワーのペースト、雲丹とのハーモニーが絶妙。
ほろほろ鳥とパッパルディレ。幅広パスタのソースはコーヒーとカカオの味。
不思議な組み合わせだが、なかなかオツなお味です。
下村牛と葱。愛知県三河地方の下村さんという方が育てた牛。
赤身のしっかりしたお肉です。
開心果と蜜柑。開心果とはピスタチオのこと。蜜柑と一緒に食べるとまた違った味わいに。
シェフの山口将平さんと、給仕をしてくれた宮原真季さん。
スタッフさんたちは笑顔いっぱいで楽しそうに働いています。そんな雰囲気がこの宿の居心地の良さに繋がっている気がします。
ぐっすり眠った翌朝の朝食。ディナーとはがらりと変わって純和風。三浦大根や佐島のしらすなど、ご当地食材が使われています。だし巻きに使われている卵は「姫様卵」。冷暖房完備のお部屋で卵を産むのだそうです。
使われている塗りの器は、もともと、こちらのお家の蔵にあったものだとか。
土鍋ごはんは「森のくまさん」という熊本発祥のお米ですが、神奈川県伊勢原市で有機農法の野菜、米を作っている「べじたろう農場」から特別に仕入れたものです。つまりこのお米もご当地食材。
※食事の内容は季節や仕入れ状況によって変わります。こちらに紹介したのは2024年2月中旬の食事です。
ラグジュアリーで非日常なお宿でありながら、アットホームな気分でくつろげるよいお宿でした。東京に住んでいるので普段鎌倉に行く際は日帰りばかりですが、宿泊すると、早朝に散歩ができたりするのも嬉しいですね。
このお宿の周辺は美しい名刹の宝庫。しかも鶴岡八幡宮周辺や長谷寺周辺などより混雑が少なめです。ここを拠点にすれば徒歩でも十分に回れますので、遠方から鎌倉にいらっしゃる方にもおすすめです。
宿泊は食事なし、朝食つき、2食付きのプランがあり、人数によってもお値段が変わりますので、公式サイトをよくチェックして予約してくださいね。
𠮷田さらさ 公式サイト
http://home.c01.itscom.net/
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