食べること、特にお肉! が大好きな友人から野菜だけで満腹になる美味しいイタリアンがあるよ!と、お誘い頂き、こちらのお店へ。
イタリア・ミラノで、野菜料理だけでミシュランを取り続けている「JOIA」で研鑽を積んだ鳥海雅彦氏のレストラン。お料理は自然栽培の活き活きしたお野菜が主役。メインにお魚、お肉が要らないぐらい満腹感と満足感、幸福感で満たされました。
楽しい食事の始まりなので植物の芽吹きをイメージしたそう。こちらのお皿、サクサクパイにとろっとチーズで黒い粉はコーヒー。
紅芯大根をはじめ金美人参、シルクスイートや紫芋がずらり。添えてあるのはひよこ豆と味噌のディップ。カリッとした食感の大根、ほくっとしたお芋類、色々な食感、お野菜が持つ美しい色彩が楽しめました。
次は金美人参のポタージュ、人参の旨みと甘みの結晶。力強い色合いですがその味わいは優しく、お腹がじんわりと温められ、調子がリペアされていくように感じました。
そしてコースのメイン「縁”En”の畑6種盛り」お野菜のみの盛り合わせです。お野菜だけで作られたお皿とは考えられないほどしっかりとお腹を満たしてくれました。
コースの日替わりパスタはお客様が飲んでいるワインや好みに合わせて具材や味付けを決めるそう。今日は事前に魚介、お肉を使わないパスタをお願いしていました。さぁ、どんなパスタが頂けるかな、ワクワクしながら待っていると白インゲンのペーストに春キャベツのロースト、菜の花が添えてある春満載のパスタが目の前に。ちょっと焼き色を付けた春キャベツは甘みに香ばしさが加わり、インゲン豆のクリーミーなパスタのアクセントに。
白いお皿に桜が咲いているかのよう。桜のデザートの仕上げは熱々の桜ソースを目の前でかけて仕上げてくれました。
高田馬場とは思えないとっても静かな店内でいただいたお野菜イタリアン。お野菜の旨みと彩りを最大限に活かした野菜料理の数々は本当に感動的な美味しさでした。これから野菜がどんどんおいしくなっていく季節なので次回も楽しみです。