あちらこちらに、古い町並みの面影を色濃く残す熊本。
町名にも「米屋町」や「呉服町」など、ここがお殿様のお膝元だったのだなぁと想像に難くないものが沢山残っています。
また、熊本市内の新町~古町エリアには景観形成建造物(熊本市指定)で、趣のある古い建物が現在も沢山残されています。
このエリアは、明治・大正時代、熊本市を代表する繁華街として賑わった一帯だそうで、今でもその面影を残す貴重な建物が沢山残っており、その素晴らしさに散歩の足を止めて見上げることもしばしば。
その中の一軒が、友人から薦められたお豆腐屋さんの「いろは屋」さん。
熊本県産の大豆と阿蘇のお水で作られた美味しいお豆腐は絶品で、店内で頂くことのできるランチがあるから行ってみてと教えて貰いました。
カウンターだけの店内には、既に先客が。人の往来の激しい場所ではないのに、一人、また一人・・・とお客さんが入って来ます。なんでも、わざわざ県外からもお食事にいらっしゃる方がいるのだそうですよ。
ランチのメニューは定食のみ。
果たしてどんなお食事が出て来るのでしょう・・・?
店内では、お豆腐や豆乳、お豆腐を使ったお惣菜やお菓子等が売られています。毎週木曜日には、豆乳パンが販売されるそうですよ・・・ 美味しそう。いつか買ってみなくては。
そして運ばれて来たのがこちらです!
そしてメインディッシュの様な存在感…を放っているのは、何と絹ごし豆腐丸々1丁を素揚げにした厚揚げ。
アツアツの揚げ立てを、お醤油・生姜・葱で頂きます。あぁ、お豆腐のある国に生まれてヨカッタ・・・。
そうなんです。こちらでは、大豆イソフラボンたっぷりのお豆腐尽くしのランチを頂くことが出来るのです。
お店の方がメニューを一つ一つ丁寧に説明して下さり、そして頂いたのですが、どれも優しいお味で美味しい。
絹ごし豆腐の厚揚げまるまる一丁は食べきれるか心配でしたが、そんなのは杞憂でした!(笑) どれもこれも美味しく完食です!
どれもこれも全て美味しかったのですが、特に印象に残ったのは「豆乳入り朧豆腐のお味噌汁」。
お味噌汁をお椀に盛る前に、おたまに半分程の豆乳を鍋に入れるだけなのだそうですが、朧豆腐の柔らかさも相まって、まろやかな、まるい、優しいお味のお味噌汁が頂けました。
「お豆腐も豆乳も、そしてお味噌も、全て同じ大豆製品ですから、相性がいいんですよ」とお店の方。
なるほど、普段の生活でも、これなら手軽に豆乳を採ることが出来そうです。
お食事後のデザートは、豆乳ゼリーとコーヒーを。
ヘルシーなものばかり頂きましたが、お腹ははちきれそう!
それでも、ケースに並ぶお豆腐やお惣菜はどれもこれも美味しそうに見え、
豆乳とがんもどきを買い、お店を後にしました。