数年前から再開発が進んでいる銀座。昨年10月にオープンした「キラリトギンザ」。 オープン時から気になっていた7F「bistro BARNYARD ビストロ バーンヤード」に伺いました。
「FARM TO TABLE」~生産者が丹精込めてつくった食材をダイレクトにテーブルに届ける~がコンセプトの「bistro BARNYARD」。お店を入ったところには、産地から届いたばかりの食材が試食できるコーナーがあります。食材につけるオリーブオイルや塩まで、オーガニックや自然農法の産地直送です。
産地直送の食材を使っているお店は特に珍しいわけではありませんが、「ビストロ バーンヤード」は、インテリアやお料理のセンスがとても好みです。オリーブなどの生木がふんだんにあしらわれた店内は、どこか海外のカフェを思わせます。
テーブルやチェアー、ソファーは北欧タイプのデザインで、インテリアは木、レンガをうまく組み合わせたモダンとカントリーテイストがミックスされています。
お料理は、「カルフォルニア料理」。日本各地の生産者の食材を使ってなぜ「カルフォルニア料理」?と疑問に思いました。オーナーにお話を伺ってみると、カルフォルニアでは、地元の新鮮な食材を使って、移民がそれぞれの故郷の料理を再現してきた歴史があり、その集大成が「カルフォルニア料理」だそうです。 なるほど、メニューをみるとフレンチ、イタリアン、ジャーマンなど様々な国をベースとした料理が並んでいます。 お料理にあわせて約150種類のビオワインも揃っています。
今回の3,000円のランチコースから、特徴がよくでているものを何皿かご紹介します。 色彩鮮やかなビーツのポタージュ。これは東欧圏でよく食べられていますね。
北海道産帆立のヴァプール 「ヴァプール(蒸気で調理)」は中国料理が発祥ですが、フレンチの手法として市民権をえて、おしゃれに仕上がっていますね。
世田谷有難豚のロースト 左上のツブツブは、しっとりとしたローストポークにつけるマスタード。マスタードはフランスのディジョン産が有名ですが、こちらは「エゴマスタード」。日本のエゴマから作っているそうです。
店内で専任ブランジェが焼き上げるオリジナルパンも楽しみつつ、
最後は、春をイメージさせる苺と木苺のヴァシュランでしめました。
春の陽射しが暖かくなるこの季節、自然光がタップリ入るナチュラルな空間で、おしゃれなランチを楽しむのはいかがでしょうか。
bistro BARNYARD ビストロ バーンヤード
住所:東京都中央区銀座1-8-19 キラリトギンザ 7F
電話: 03-6228-7400