島根県にある世界文化遺産「石見銀山」の『ガイドと歩く 大久保間歩 一般公開限定ツアー』に参加しました。
銀を採掘するための坑道を歩く
16~17世紀に大量の銀が採掘されていた石見銀山。最盛期には世界の産銀量の約3分の1を産出。大久保間歩は、最大規模の採掘場や、江戸時代と明治時代両方の掘り跡が見られるなど、ここならではの見どころが満載。
間歩(まぶ)とは、銀を採掘するための坑道のこと。壁面にはノミで掘り進んだ跡が残り、手作業で掘られていた当時の姿を体感できます。
大久保間歩坑内は年間通して10℃前後。
足場も悪く、暗いので、長靴、ヘルメットを装備し、ガイドさんと参加者20名でいざ出陣。
先人の銀を追い求める飽くなき欲望
坑道の中に入っていくと中は真っ暗。ヘッドライトを頼りに進んでいきます。
閲覧注意ですが・・・
たくさんの蝙蝠(コウモリ)が (^^; 我々のヘルメットにあたる位置に彼らはいました。(明度あげた画像ですが)このような集合体がそこら中にいますが、攻撃はしてきません 笑
画像中央にあります「螺灯(らとう)」のレプリカの明かり体験もしました。ヘッドライトを全て消し、当時の坑夫たちが作業していた暗さを体感。ほぼ真っ暗。
5mの高天井。約400年前の姿がそのまま残されています。
こちらを上がった先に、坑内最大級の採掘場があります。
画像だとお伝えしづらいのですが、こちらは「福石場(ふくいしば)」と呼ばれる坑内最大級の採掘場<高さ20m、横幅15m、奥行30m>この巨大空間が人間の手で掘り進められたということに驚きです。
ガイドさんのポイントポイントでの詳細な説明に、先人の銀を追い求める飽くなき欲望を感じました。2時間半のツアーは楽しくあっという間でした。
歴史や文化がお好き方、探検気分を味わいたい方にぜひおすすめです。
<世界遺産登録の理由>
◎石見銀山の銀が世界の経済や文化の交流に影響を与えた
◎坑道跡や工房など銀生産に関わる遺跡が状態良く残されている
◎銀の積出港や街道などが残りさらに鉱山町や港町には今でも人々が住み続けている

東京都
百貨店販売やワークショップ開催、コラボレッスン、ボランティア活動など、幅広く活動中。南青山ル・アンジェ ゴスペルクワイア(ゴスペルを歌う団体)所属。趣味は旅行、ワイン、美術館巡り、ゴルフetc. 。
数年前から世界遺産に興味があり、世界遺産巡りを楽しんでいます。そこで出会えた美景や美食、世界遺産に選ばれた理由などを含めた情報も発信していきたいと思います。