今回の1泊2日の旅では、神戸ゆかりのグルメを楽しみました。
まずは、「神戸ワイナリー（農業公園）」。
今や世界中のセレブにも知られている「Kobe Beef」。地元ならではの食材、神戸牛に合わせられるものをという発想で、神戸産ワインがつくられることになり、1984年にワイナリーをオープンさせました。農園、ワインの仕込みから熟成までまかなえる施設が整っています。
31haの広い施設の中に、約2haの農園が広がります。リースリングとカベルネ・ソーヴィニヨンを中心に、シャルドネ、メルロー、ピノノワール、シラー、グルナッシュなどのブドウ樹が約1,900本栽培されています。
「神戸大学大学院農学研究科」と看板があるのは、「ワインオーナーズクラブ」という制度があるからです。年会費20,000円でブドウ樹の「オーナー」になり、栽培、収穫、醸造セミナー、試飲会、交流会などに参加でき、その年のワインを1ケースいただけます。人気があり今はオーナー募集をしていないそうです。
「神戸ワイン」はその名の通り、神戸市内で生産されたブドウのみを使ったワインです。このように産地限定のブドウのみでつくられるワインは、日本では唯一神戸ワインだけだそうです。
早速シャルドネとリースリングブレンドの新酒「みのり」、スパークリング「Awahama」、樽熟成シャルドネ「ベネディクション」をテイスティング。設立30年と比較的若いワイナリーですが、白ワインはかなり高いレベルのワインに育っています。赤ワインはブドウ品種を増やし、研究を重ねていくそうです。
週末は市内から直通バスが走っていて、14:30からワイナリーツアーが行われています。中心地からちょっとした遠足気分が味わえますよ。
2つ目の神戸ゆかりのグルメは、コンチェルトクルーズディナー「美食同源」コースです。
三重に近い貿易港として、昔から真珠の取引が盛んな神戸。神戸ならではのグルメとして、あこや貝からとれた天然真珠粉末を使った中国料理「美食同源」コースを、ハーバーランドから明石海峡往復のクルーズ船「コンチェルト」でいただきました。真珠粉末は中国では漢方高貴薬として、楊貴妃、西太后が美肌のため酢に溶かして飲んでいたと言われています。
乗船して間もなく全6品のディナーが始まります。
亜細亜太平洋国際厨皇勲章を受賞した鍾 戚榮総料理長の、見た目も美しい精進風前菜の盛り合わせです。
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そしてこちらが、真珠粉入り蟹肉と白木クラゲのとろみスープ。
真ん中に真珠粉がみえますね。滋味溢れるという形容詞がピッタリのアツアツのスープ。蟹肉の甘味がスープにもと溶け出し、歯触りのよい白木クラゲはフカヒレのような食感です。
身体が温まった頃には、明石大橋が見えてくるので、食事を中断して甲板へ。
17:10ハーバーランド発のクルーズは、明石海峡で日の入りを観られるのが醍醐味です。出港時には曇りだった空、晴れ女パワーで太陽が見える程度に雲を吹き飛ばしました！(笑)
刻々と空の色が黄金に染まっていく様は、筆舌しがたい美しさです。ボーっと見入ってしまいました。
船室に戻り次の3品をいただき、〆は真珠粉入りココナッツミルク パパイヤ入りです。タピオカが真珠粒のようで、視覚的にも楽しめました。真珠粉パワー、明日の朝にはどのくらい効いているのでしょうか(笑)
神戸の山と海を両方堪能できた小旅行。これからの暖かくなる季節におすすめです。
◆神戸ワイナリー
神戸市西区押部谷町高和1557-1
◆コンチェルトクルーズ （(株)神戸クルーザー）
神戸市中央区東川崎町1-6-1
