啓蟄を迎えました。
生き物や植物が目覚め、活動を始めるときです。
お出かけにはますます良い季節が巡ってまいりますね。
駅の喧騒から離れた渋谷は、落ち着いた大人の雰囲気。
今年で25周年を迎えたBunkamura。
「シャバンヌ展」に行ってまいりました。
シャバンヌ。
皆様はご存じでしょうか。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、
パリ市庁舎、パンテオン、マルセイユ美術館などに
素晴らしい壁画を残している
19世紀フランスを代表する国民的画家です。
ピカソやスーラ、黒田清輝などに
多大な影響を与えた画家としても
知られています。
ザ・ミュージアムへ向かう途中、
Bunkamura入口の手前。
洗練されたディスプレイが目に入ってきました。
「新しいショップがオープンしたのかしら」と
近づいてみましたら、
パリで有名な花の魔術師・エルベ シャトランのブティックでした。
コンセプトは、〈花と器と水のハーモニー〉
東京ブティックは昨年3月、Bunkamuraにオープン。
エルベ シャトラン氏は、3月16日より来日予定だそうです。
来日後のブティックのディスプレイが、とても楽しみです。
ブティック内はピンクやイエローなどの華やかなお花が増え、
すっかり春の装いです。
向かったザ・ミュージアムは、程よい混雑ぶり。
「大人のための美術館」にふさわしい
アルカディア(理想郷)の空間。
海を渡って集まった壁画の縮小版も
手を伸ばせば届くほどに近く、
ゆったりと作品に向き合う贅沢なお時間でした。
原田マハさん著「楽園のカンヴァス」でも紹介されている
「幻想」にも会えました。
皇后さまもご鑑賞なさった「シャバンヌ」展は、
3月9日まで開催中。
その後、3月20日から島根県立美術館に巡回。
素晴らしいビデオ映像
「壁画に描いた理想郷 シャヴァンヌの世界」
を制作した島根県立美術館でも、
また違ったアルカディアの世界が楽しめることと思います。
Bunkamuraの公式HPでは、
代表作の興味深い説明もありますし、
ビジュアルツアーも体験することができます。
入口でお会いしたエルベシャトランの可憐なスタッフの方が
「〈シャバンヌ展〉とコラボしてるので、またお帰りに寄ってくださいね」と
お声をかけてくださっていたので、再訪。
まあ、素敵♪
八重咲きチューリップをいただきました。
(一番上の写真)
ミュージアム鑑賞にふさわしいゆったり感。
お帰りにお花のプレゼントまでいただき、
まさに、アルカディアに入った気分の
幸せなお出かけでした。
25周年記念のBunkamuraは、
オーチャードホール・シアターコクーン・ザ ミュージアム、
いずれも豪華ラインナップ。
洗練されたエルベ シャトランブティックのディスプレイも
季節ごとに楽しめます。
<ザ・ミュージアム>
東京都渋谷区道玄坂2-24-1
TEL 03-3477-9111(代)
http://www.bunkamura.co.jp/museum/
開館時間:10時~19時 (入館は18時半まで)
毎週金・土曜日は21時まで(入館は20時半まで)
※休館日は展覧会により異なります