東京・足立区にある都市農業公園に行ってきました。
荒川の土手、通称“荒川サイクリングロード”沿いにある施設で
近隣(東京の東エリアや埼玉県川口市)に住む家族連れや
スポーツサイクルに乗った方などが立ち寄る場所です。
私が住む下町エリアからは車で20分弱の距離。
駐車場料金は最初の30分は無料。
30分を超えると30分毎に100円という良心的な値段。
東武伊勢崎線の西新井駅からバスで来ることもできます。
「自然と遊ぶ・自然に学ぶ・自然と共に生きる」という
癒しの公園ですが、私の目的は「自然を食べる」こと。
駐車場からレストハウスに向かう途中
梅の花がとても綺麗でした。
4月5日(土)~20日(日)の期間は
「五色桜まつり」が行われるそうです。
新鮮野菜と花の販売、飲食店の出店など楽しみですね。
江戸時代後期の農家を移設したという古民家もありました。
平面が長方形の“直屋(すごや)造り”
本格的な農家を知らない我々にとっては古いけれど新しい、
それでいて懐かしい感じがします。
こんな縁側で猫とお昼寝してみたい。
古民家の中に入ることも出来ます。
ちょっとしたタイムスリップですね。
囲炉裏(いろり)を囲んで家族が食事をする勝手。
朝ドラ「ごちそうさん」に出てきそうな土間。
ここの家主だった和井田さんは煉瓦づくりの技術者だったそうで
床には煉瓦が敷き詰められています。
荒川沿いにあるレストハウス「みはらし茶屋」
1階は売店、2階が自然食レストラン。
外には自転車をとめるための駐輪ラックが用意されていました。
みはらし定食 800円。
生姜焼き、野菜の煮物、サラダ、漬物、雑穀米、ヨーグルト。
施設内の畑や近隣の農家で採れた野菜を主に使っているため
おかずは日替わり。
地産地消という、最高の贅沢メニューです。
味も栄養バランスも体に優しく、満足できました。
主人が頼んだ野菜カレーセット 800円。
食べ盛り(?)の男性も満足できたようです。
食後の飲み物もセットだったので、有機栽培コーヒーを選択。
味はまろやかで体に優しい。
和風の器で出てくるなんて粋ですよね。
雲がかかってしまったけれど、空が澄んでいれば
この先に富士山が見えるはず。
「みはらし茶屋」という名前の由来はここからですね。
他にも公園内には熱帯温室やハーブ園、
五色桜や昔の農機具展示室などがありました。
温室の中は南国の花の甘い香りでいっぱい。
深呼吸をするたびに、うっとりでした。
珍しい観葉植物も多く、「お、これは食べたら美味しそうだな」などと
食いしん坊ならではの想像力がかきたてられます。
地元農家で採れた新鮮野菜が買える朝市(第4日曜日)、
ハーブ教室や農業体験教室などのイベントも
開催されているそうですよ。
春から初夏にかけて、
今度は自転車に乗って出かけてみようかな。
■関連サイト
・足立区 都市農業公園
http://www.seibu-la.co.jp