ブエナビスタソーシャルクラブ、ラム、シガーと魅了されるものが多いキューバ。
約50年ぶりにアメリカとの国交を回復することをきき、古き良きキューバを見ておきたい衝動にかられました。
日本から直行便がないため、ダラス、メキシコで乗り換えて、ハバナへ。
50年前から時が止まったように感じられる旧市街に宿をとり、ヘミングウェイが愛した街の散策です。スペイン、フランスなどのヨーロッパの列強、アメリカ、ロシアの影響を受けた歴史に、いたるところで出会えます。
夜は荘厳な姿がライトアップされる、キューバ・クラシックバレエ本拠地のガルシア・ロルカ劇場。1838年創立のスペインバロックスタイルの建築です。
アメリカの影響といえば、ハバナ観光の目玉にもなっている、オールドモービル。旧市街を中心に、約50年前のスタイルの車が多くみられます。
これだけ年式が古いと、修理の部品を探すだけでも大変だと思いますがきちんと走行しているのが不思議です(笑)
最近は観光用に、きれいに塗装されたピカピカのレンタカーもあります。交通事情は悪くないので、国際免許を持っていれば、運転しても安全です。
サルサなどの音楽もキューバの大きな特徴です。
カフェやレストランでは必ず地元のミュージシャングループがライブを行います。ある程度のレベルがないとお店を契約できないのでしょう。どのお店でも「本物」の音楽を楽しめました。
ミュージックチャージはありませんが、気は心。自分が楽しめた分のチップを渡します。すごく気に入れば、その場でCD購入もできますよ。
そして旧市街でヘミングウェイゆかりの場所と言えば、ダイキリで有名な「ラ・フロリディータ」
ハリウッド名士も数多く訪れた「スロッピージョーズ」。革命後1959年に閉店しましたが、2013年4月に再開しました。
と、モヒートでも有名なレストラン「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」。
道に面したバーエリアでは、カウンター後ろの狭いスペースで音楽に合わせて踊っている人が多くて、有名なカウンターに並ぶモヒートの写真が撮れませんでした(笑)
ダイニングルームは、世界中のVIP、セレブリティーの写真と訪れた人々のサインで溢れています。こちらでは、シンプルなキューバンスタイルのステーキとモヒートを楽しみました。
気候がよく海が美しく、15世紀からの様々な歴史を感じられるオールドハバナに、ヘミングウェイを初め、アメリカ人はエキゾチズムを感じ、魅了されたのでしょう。
アメリカとの国交復興により、現在、古い街並みを守りながらも修復が進んでいます。郷愁を誘う街の「におい」が消えない事を祈りつつ、数年後キューバの再訪を果たしたいと思います。