タイのサムイ島に用事があり、帰国の途中に約30年振りにバンコクを訪れました。
空港からホテルへの道中は、摩天楼のような建物や高層ビルが目に入ります。近隣国からのビジネス・観光客も多いようで、世界的に有名な外資系ホテルも揃っています。
今回は、2012年にオープンした「ザ・オークラ・プレステージ・バンコク」に宿泊し、ホテル滞在型の2泊3日を過ごしました。
日本の「おもてなしの心」がベースのホスピタリティーあふれるサービスに、モダンな建築とインテリア。タイで初めて、米国グリーンビルディング協会LEED基準でプラチナ認証を受けたビルの24階から32階を占めています。
1日を存分に楽しむため、朝6:00に、オープン当初から話題の25階にあるインフィニティープールへ。朝陽が映るプールでモーニングスイム。水温は28℃に保たれているので、寒くありません。
高層ビルを眺めながら水に入ると、空中に浮いているような不思議な感覚に。街中のインフィニティープールは、リゾート地とは異なる楽しさがあるのですね。こんな贅沢、なかなか東京では味わえません。
朝食は和食の「山里」、アジア・欧米料理の「アップ＆アボーヴ (Up & Above)」から選択できます。種類豊富なビュッフェに興味をひかれ「アップ＆アボーヴ」へ。ハム、チーズ、パン類の他、欧米風の温かいお料理、タイヌードル、飲茶や中近東のフムスまで揃っています。
友人と二人で、こんなに色々な種類を選んでしまいました。（笑）
少し蒸し暑かったので室内のテーブルに席をとりましたが、テラスのソファで朝食を楽しむこともできますよ。
東京では何かと忙しい朝、とても優雅な朝を過ごせるのホテルは旅の醍醐味ですね。
旅先でのホテルを選ぶときに、女性が重要視するのは、スパとグルメではないでしょうか。アジアの国々の中でもトリートメントとセラピストの質が高いタイ。
「ザ・オークラ・スパ」では、タイならではの白茶、ジャスミン、サンダルウッドなど配合されたトリートメントオイルと、スチームで温めた日本の竹筒を用いた「タケ・リリーフ・マッサージ」というメニューが人気とのことです。
広々としたトリートメントルームには、お約束のフラワーバスも完備しています。
タイ料理はさまざまなスパイスとハーブが織りなす味わいが魅力です。朝食ビュッフェでお気に入りになった「アップ＆アボーヴ」で、ランチやディナーもタイ料理をいただきました。タイ各地から取り寄せた新鮮な食材に、程よいスパイスとハーブでタイ料理のエッセンスがつまっていますが、辛すぎることはありません。とても上品で洗練された味つけに加え、盛り付けも工夫されています。見た目も美しいお料理が、日本人を始め欧米人にも人気なのが、よくわかります。
和食のように立体的に盛り付けられた海老のグリル。添えられたハーブは油分を排出する働きがあり、タイでは昔から使われてきたそうです。ミソまで美味しくいただきました。
マナガツオのような魚のディープフライ（丸揚げ）は、タレをつけなくても下拵えされた身のおいしさが印象的です。清涼感がある小口切りのレモングラスの茎のおかげで、揚げ物がいくらでも食べられてしまいます。
屋台料理で人気の高いパッタイ。お皿の上にあるのは、しゃきしゃきしたモヤシ、レモングラスの葉、海老、砕いたピーナッツ、平打ち米麺、卵と、パッタイの材料そのものですが、とてもしゃれた一皿に。薄く網のように焼かれた卵は日本の錦糸卵のようですね。
同世代の女友達と出かけた今回の旅。バンコクの街を楽しみつつ、観光やショッピングで疲れた時は、「日本」を感じながらほっとできる部屋や施設が充実している「ザ・オークラ・プレステージ・バンコク」を選んで正解でした。急須で入れる緑茶や、浴衣、折り紙セットは、海外のゲストに大人気ですが、日本人にとっても嬉しいですよね。
親世代と一緒の海外旅行の際には、是非又宿泊したいと思っています。
「ザ・オークラ・プレスレージ・バンコク」
http://www.okura.com/jp/overseas/asia_pacific/okura_bangkok/
