金沢でご利益いっぱい初詣旅
その1 金沢市内編
こんにちは。寺社部長の吉田さらです。
全国各地の寺社めぐり情報をお届けしています。
今回は、金沢と和倉温泉+初詣の旅。
わたしが実際に行ったのは2013年のお正月のことですが、
その後、北陸新幹線も開通し、ぐっとアクセスが便利になりました。
金沢駅に着いたら、まずは観光。
由緒ある料亭が並ぶ「にしの茶屋街」は雪模様。
なかなかの風情です。
金沢市の真ん中を流れる犀川の西側は寺町となっており、
大小さまざまな寺院がぎっしり並んでいます。
これは、その中のひとつ、弘願院というお寺で見つけた面白いお地蔵さん。
丸く並ぶ形だけでもユニークですが、
雪が積もって、いっそうアートな感じ。まるで「写真を撮ってね」と言わんばかりです。
このあたりでもうひとつお勧めなのは、忍者寺<妙立寺(みょうりゅうじ)>です。
写真撮影は禁止ですが、内部拝観は、事前に予約すれば可能です。
本当に忍者がいたわけではありませんが、
幕府と常に緊張関係にあった加賀藩のお殿様が、
何か起きた時に身を隠したり逃げたりする秘密の仕組みがあちこちにめぐらされていて、
まるで「忍者屋敷」のようなので、忍者寺と呼ばれます。
ボランティアガイドさんが細かく説明してくれて、なかなか見ごたえがありますよ。
妙立寺(予約方法もこちらにあります)
お昼ごはんは、犀川べりの料亭、つば甚さんでいただきました。
創業は宝暦2年(1752年)、
代々加賀百万石前田家のお抱え鍔師であった鍔屋3代目甚兵衛が営んだ小亭「つば屋」が始まりとされています。
松尾芭蕉が奥の細道の行脚で金沢を訪れた際、句会を催した小春庵を移築したお部屋で、治部煮など、金沢独特のお正月料理に舌鼓。お土産までいただいて、お店の方総出でお見送り。めったにできないお大尽体験でした。
つば甚
次は、金沢と言ったら欠かせない兼六園。
このシーズンしか見られない雪吊風景を鑑賞しましょう。
確かに美しいけれど、ものすごく寒いです。
園内散歩をする方は防寒対策をお忘れなく。
兼六園
http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/point.html
一日の終わりに、この旅はじめての神社詣でをいたします。
石浦神社は兼六園のすぐお隣。
547年(古墳時代)に草創された、金沢最古どころか、日本の中でも最古レベルの神社です。
祀られている神様も、大物主神、大山咋大神、菊理媛大神、天照皇大神、天兒屋根大神など、古事記や日本書紀に登場する偉い神様ばかり。
ご利益も、家内安全、縁結び、知恵、安産、厄除けなど、多岐に渡ります。
ここでお参りしておけば、一年間、安心して暮らせそうです。
石浦神社
金沢初詣旅は、「その2 能登と和倉温泉編」に続きます。
吉田さらさ
公式サイト http://home.c01.itscom.net/sarasa/
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