今年も残すところあとわずかとなって参りました。
なんとはなしに、忙しない気持ちになるのも、この季節ならではですね。
そんな、慌ただしさを感じ出す少し前に、大分県と熊本県の県境にある久住高原へ行って来ました。
一時は活動が活発だった阿蘇山も、徐々に落ち着き始め・・・
お天気の良かったこの日は阿蘇の美しい風景を堪能しながら、一路久住高原へ。
途中、豊後竹田市近辺を通り掛かった時に見つけた彼岸花の群生地。
真っ赤な花が辺り一面に咲く様子は、まさに「迫力!」のひとことに尽きます。
こうした群生地ばかりではなく、道端や田んぼの畔になど、そちらこちらに彼岸花が咲き乱れる様子に、度々目を奪われました。
こうして到着したのは、この日の宿泊先となる「久住高原コテージ」。
大きなオートキャンプ場とコテージ、そして温泉や小さなブルワリーもある、子供から大人まで楽しめそうな施設です。
到着すると、オートキャンプ場の皆さんはせっせとテントやコンロの設営中。
しばらくすると薪が燃えるいい香りが漂ってきて、この日はコテージに泊まる私でしたが、気分はすっかりキャンパーに。
そして、この日のお楽しみは・・・星を眺めること!
こちらでは、ボランティアの方々による「星空観賞会」が行われているのです。
自然の中で星を見上げるだなんて・・・ いつ以来でしょう?心が躍ります。
まずは、集合時間になると、観賞会参加者はまとまってコテージ敷地内の駐車場へテクテクと移動します。殆ど街灯がない真っ暗な場所に初めは戸惑いますが、段々目が慣れるので問題ありません。
そして、ボランティアの方による「星空のおはなし」のスタートです。
空を見上げれば、そこにはおびただしい数の星・星・星・・・・!
オリオン座、小熊座、そして北斗七星などなど、よく耳にする星座や星を実際に空を見上げながら、それぞれのエピソードを聞く体験はそれは有意義なものでした。
そして天の川まで!実は私、これまで肉眼で天の川を見たことがありませんでしたので、とても感激!
また、星をよく観察する為に立派な天体望遠鏡まで用意されてあり、ひと通り星のお話を伺った後は、その望遠鏡で星を観察。
今更ながら、星って美しい・・・!と度々感激しながらの観察会でした。
最後には、ボランティアの方のご厚意で、月の写真をパチリ。
天体望遠鏡にキレイに写り込んだものを、カメラで撮らせて頂きました。
この日はちょうど「上弦の月」。とても美しい半月をカメラに納めることが出来て、感激につぐ感激の夜となりました。
翌日は朝から湯布院へ。
ですが、休日だったこの日、湯布院の賑わいはとてもすごく・・・どこもかしこも一杯。さすが人気の温泉地です。
あまりの賑わいに、早々に湯布院を後にした私たちはまたもや久住方面にドライブ。
途中、ふと見つけた「水の駅・おづる」に立ち寄ってみました。お水がテーマだなんて、珍しい!
名前にもなっている、この小津留湧水は別名「神の水」とも呼ばれるほど美味しいのだそうで、ポリタンク持参で水汲みにいらしている人たちもチラホラ。
ここで隣接のレストラン「湧水茶屋 豆腐館」でお食事です!
ちょっとマルシェ風のお豆腐屋さん・・・。こちらでは木綿や絹ごしのお豆腐や、揚げ立ての油揚げ、厚揚げなどなど、また、定食やおからを使ったパンなども売られており、ちょっと休憩、ちょっとお食事・・・にピッタリです。
美味しいお水で作られたお豆腐、揚げ立ての油揚げは本当に美味しい!
こちらは、汲み立てのお豆腐に、油揚げ、そしてとり天にとり飯のおにぎり。
自然の中で、ノンビリとこんなお食事。格別でした!
九州へ住まうようになってから、初めて経験することが沢山あるのですが、今回のように「天の川」をはっきりと肉眼で見たことも初めての経験でした。
子供の頃に学校で習ったはずなのに、素通りしてしまっていることって沢山あるものなのですね。今回も、とても貴重な良い経験となりました。
久住高原コテージ
水の駅・おづる