パリが大好きという友人に誘われて、
初の海外フリー旅行(今まではツアーばかり)を体験してきました。
フランス語はもちろん英会話もままならない状態でのパリ5日間の滞在。
中でも一番の冒険は、「モネの家」があるジベルニー観光でした。
パリからのバスツアーもありますが、そこはあえてバス、電車、バスを乗り継いで
自力で行くことに…。
朝7時、まだ暗いうちにホテルを出てルートバスに乗ってサン ラザール駅へ。
モネが描いたことでも有名な駅です。
切符売り場では、「旅の指さし会話帳」(ポケットサイズの本)の
『切符を買う』のページを見せ、ベルノン駅までの往復切符を購入しました。
電車は、サン ラザール駅を8時20分に発車。
日の出が遅くて、このころにようやく明るくなってきました。
50分でベルノン駅に到着、そこでジベルニー行きのバスに乗り換えます。
バス発着所までは、こんな足跡をたどっていきます。
バスに乗って10分ちょっと、ジベルニーに到着。
ここまでで、かなりの達成感(笑)!
「モネの家」へは、バスを降りてから少し歩きます。
道端にはコスモスが咲き、石造りの建物には赤く色づいたツタが絡みついて、
自然豊かな秋の光景に「素敵!」を連発。
そして、印象派画家クロード・モネが晩年を過ごしたモネの家と庭園へ。
アトリエやリビングなどが暮らしていたときのままに再現されています。
建物の緑とピンク、キッチンのブルーなど優しい色遣いがモネの絵に通じるものを感じます。
家の窓から見渡せる広大な庭園では、ダリアの花が見頃を迎えていました。
極めつけは、モネが生涯描き続けた睡蓮の池。睡蓮の花は咲いていませんでしたが、紅葉した木々が水面に映り、感動的な美しさ。秋に訪れたのは意外にもラッキーだったのかも…。
実力試しにちょうど良い距離ということで決めたジベルニー観光。
しかし、想像をはるかに超えた素晴らしさ!!「頑張って、きてよかったね~」と、お友達と大興奮。
ランチして、ショップでお土産を買って、印象派美術館に立ち寄って、ジベルニー村の秋の一日を満喫しました。
パリの悲しい事件が起こったのは、旅行後のこと。
一刻も早く、私が見た華やかで魅力的なパリに戻ることを祈るばかりです。
◆ジヴェルニー