久しぶりに夫と休みが重なった日曜日。
車で少し遠出をしようと栃木県の日光東照宮に行ってまいりました。
うちから高速に乗って2時間以内、かつ夫がまだ一度も行ったことのない場所というのが選んだ理由です。
という私も小学生の時に学校の行事で訪れた以来、久しぶり。
16年前、世界遺産に登録されてからは初めてなのでテンションがあがります。
江戸幕府初代将軍の徳川家康公が神として祀られており、日本全国にある東照宮の総本社的存在のこちら。
外観も内装も豪華絢爛で細かい部分に至るまで見応えがありました。
“一日中見ていても飽きない”といわれる「陽明門」は、現在修復中につき、囲われていますが、その左右に伸びる建物「廻廊」には孔雀、虎、象、竜、蝶など様々な生き物がいたるところに彫られているそうです。
上の写真は「唐門」です。全体が胡粉(ごふん)で白く塗られた国宝です。
東照宮で見られる動物の彫刻として有名なのは猿、そして猫ですよね。
「見ざる・言わざる・聞かざる」のいわゆる三猿を含め、神厩舎に8面の猿の彫刻がありました。
この彫刻は猿の一生を描きながら人の生き方を伝えているそうで、説明書きと合わせてじっくり見ることをおすすめします。
それによると・・・・・・
「見ざる・言わざる・聞かざる」は“幼いうちは、純真で周囲の影響を受けやすい。だから世の中の悪いことは見聞きせず、悪い言葉も使わせず、良いものだけを与えよ。”という教えだそうです。
また、こちら(上の画像)は“中央の猿は崖からの転落は免れた状況か(木から落ちた猿かも)。左側の猿は、中央の猿の背中に手を当てている。友達を慰める、或いは励ましているように見える。”とのこと。なんだか深い事情がありそうで、あれこれ考えさせられます。
東照宮にある国宝のひとつ「眠り猫」は社殿入り口近くの頭上にいました。
夫は“え!?こんなにちっちゃいの?”と驚いていましたが、小さくても大きな存在感です。うたた寝をしているところから「日光」にちなんで彫られたともいわれているそう。
2015年は家康公の400回忌。そして50年に一度の式年大祭が開催される節目の年ということで、東照宮隣にある「大猷院(たいゆういん)」では、「家康公の御位牌」の初公開と「風神・雷神像」の特別公開に国内外から大勢の方が訪れていました。(特別公開は11月末で終了)
また現在、平成36年まで“平成の大修理事業”として外部装飾や木部の補修を行っており、一作業工程を垣間見ることができます。このあたりも世界に誇れる日本の素晴らしい技術ですね。
参拝後、嬉しい出会いがありました。
駐車場の脇を流れる小川に野生の子鹿が出現。
散歩がてら道草を食べているようで、人間慣れしています。あまりの可愛さに、しばし見入ってしまいました。
帰る途中、私たちも寄り道をすることに。東照宮から一般道を走り一時間弱で宇都宮駅周辺に到着。
宇都宮餃子の食べ比べをするため「来らっせ」本店に入りました。
ここは「みんみん」「めんめん」「香蘭」「さつき」「龍門」が出店しており、各店のメニューを一度に食べることができるのです。
ビール(ドライバーである夫はノンアルコール)とともに、各店の餃子を実食。お袋の味のような餃子、個性的な変わり餃子、皮がパリっと香ばしい羽根付きなど、それぞれ違う味を楽しめて満足。
各店ごとにこだわりのタレを用意しているというのも嬉しいです。
もうお腹いっぱいですが・・さらにもう1軒。
宇都宮駅前の「宇都宮餃子館」にも寄ってしまいました。
ここではエビ餃子を注文。前にお土産でいただいてから、こちらの餃子を店舗で食べたかったのです。
エビ餃子とシソ餃子のお土産を購入し(自宅用ですが…)餃子尽くしは終了。
今度来たときは、もっと色々なメニューを試したい!とやっぱり食道楽なお出かけ日和でした。
■日光東照宮
http://www.toshogu.jp/