職場がある六本木・麻布十番周辺は飲食店が多く、平日ランチのおすすめスポットを少しずつ開拓しています。食のジャンルや店の雰囲気など色々な店が存在し、中でも六本木ヒルズ内のヒルズ カフェ/スペースはイベントごとに様変わりするところが魅力です。
1月下旬のこと、そのヒルズ カフェが見た目も華やかな“村上隆のお花カフェ”に変身しているのに惹かれ、同僚とランチしてまいりました。
外観だけでもテンションが上がる可愛らしさですが、中に入るとさらに愉しげな雰囲気です。
現代美術家・村上隆さんの代表作であるキャラクター“お花”はルイ・ヴィトンとコラボレーションしたことでも知られています。ゆずのアルバムジャケットにも使用されたことがあり、若者にはその印象が強いようですね。“お花”の笑顔が店内いたるところに溢れ、国内外からの観光客たち、近くで働くOLさん、みなさんの顔が華やいで見えます。
丸テーブルいっぱいに描かれた“お花”を目の前にしたら、イライラしていても気持ちがゆるんでしまいそう。このテーブルを子供部屋に置けば、家の中が明るくなりそうですね。
ヒルズ カフェ定番のランチメニュー“クラシックチーズバーガー”がお花バージョンになり、その名も“お花バーガー”!
一瞬食べるのを躊躇してまうほど愛くるしい見た目ですが、しっかり味わって完食(笑)。程よくボリュームがあり、想像以上に本格的な味でした。彩り鮮やかな“お花オムライス”も食べてみたかったなぁ。
ショーケースの中に可愛らしい限定スイーツ“お花ロール”を発見。“お花ラテ”や“お花ムース”も人気だったようです。
キャラクターグッズ販売コーナーもありました。
村上さんが六本木ヒルズのために制作した不思議なキャラクター“ロクロク聖人”(六本木6丁目という住所にかけているとか)や、イベントに合わせて作られた限定商品など、つい見入ってしまいました。
これらのグッズは六本木ヒルズ アート&デザイン ストアにて購入できるそうです。
連動企画として森美術館で開催されていた「村上隆の五百羅漢図展」にも行ってきました。
六本木ヒルズ森タワー53階にあり、夜10時まで(入館は夜9時半まで、火曜は17時閉館)と仕事帰りにゆっくり観られるのが嬉しいですね。都心の素敵な夜景も見られました。
まず入り口で出迎えてくれたのは村上隆さんの人形。大きさといいリアルさといい、存在感ありますね。村上さんは日本国内であまり展示会を行わないそうで、これまで作品にも人物像にもあまり触れたことがなかった私ですが、調べてみると出身高校(都内の某男子校)が我が母校に近いというだけで勝手に親近感を覚えました(単純で、すみません。。)。
初めて肉眼で鑑賞した村上さんの作品は、とにかく圧巻。細かい点を理解するには時間がかかりそうで断念しましたが・・館内に広がる独特の雰囲気は今まで味わったことのないものでした。
サイケデリックというか、神秘的というか、村上さんの頭の中は一体どうなっているのでしょう。
日本中の美術大学から大勢のスタッフを集め、200人を超えるスタッフとともに、全長100メートルに及ぶ超巨大な絵画を一気に作り上げたそうです。
その壮大なプロジェクトの作業過程の一部がこちら。学生たちが集めまとめあげた資料や村上さんとのやり取りに使われた資料の実物が展示されていました。現場で罵声が飛んでいるのが容易に想像できる殴り書きなど、とても興味深かったです。
どれだけ作品が巨大なのかがわかるよう一緒に写真を撮りました。館内のスタッフに声をかけたら快く応じてくださいましたよ。空いている平日の夜なら心置きなく写真が撮れます。
常識にとらわれない生き方を教わったような、そんな展覧会でした。
そして六本木エリアのおすすめスポット探索は続きます!
■ヒルズ カフェ/スペース
http://www.roppongihills.com/shops_restaurants/restaurants/cafe/209550006.html
■村上隆の五百羅漢図展
http://www.mori.art.museum/contents/tm500/