寒い日と暖かい日が行ったり来たりの2月中旬、
東京ドームのお隣にある小石川後楽園へ梅の花を見に行ってきました!
小石川後楽園は、黄門様でおなじみの水戸徳川家二代藩主 徳川光圀が
完成させた大名庭園で、国の特別史跡・特別名勝に指定されている名園です。
東京メトロ後楽園駅から徒歩8分、園を囲む白壁や石垣に沿って歩くと入り口があります。
着いたのはちょうどお昼時、花より団子でまずは昼食から(笑)。
入り口脇にある和風の建物「涵徳亭」で「後楽園弁当」(650円)をいただきました。
窓際の席からはお庭が見渡せ、松の雪吊りや藁を巻いた低木などまだ冬の趣の日本庭園が広がっていました。
とても雰囲気が良かったので、食後に和菓子とお抹茶のセットを追加注文してちょっと長居をしてしまいました。
お腹が満たされたところで、入園料(300円)を払って庭園散策へ。
中心となる池の周りを巡り、木々に囲まれた石畳を奥に進めば朱塗りの橋「通天橋」やお堂があり、都心にいることを忘れてしまう癒しの散策路です。お目当ての梅林は、奥まったところにありました。
入り口に近づくと甘くて上品な香りが…。
梅の香…?ではなくて、沈丁花の香りでした。
その先が梅林。
白、薄紅、紅色の梅の花が咲き、この一角はひと足早く春です!
徳川光圀は号を「梅里」と称するほど梅を好んだとか、
園内には約90本の梅の木があり、木には名前の札がついています。
「白加賀」「浜千鳥」「紅千鳥」「豊後」…など、名前も風雅な感じ。
この日は、ぽかぽか陽気。青空が可憐な梅の花の美しさを際立たせていました。
おまけですが、足元のフクジュソウの黄色も鮮やかでした。
桜は春の訪れ、梅は冬の終わりと誰かが言っていたのを思い出しました。
春は、もうそこまで来ています。
東京ドームや後楽園遊園地に行く機会があったら、小石川後楽園にもぜひ…。
3月下旬には枝垂れ桜、5月にはカキツバタと折々のお花が楽しめます。
小石川後楽園
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/kouen/kouenannai/park/koishikawa_ko.html