四季折々いろいろな表情を見せてくれる京都ですが毎年桜の季節に訪れたくなります。
今回は4月の上旬に行って来ました。
エクシブ京都八瀬離宮に泊まりました。市街から離れて自然が美しく、ホテルもとても落ち着いています。
庭を散策すると叡山電車が見えました。絵本に出て来そうな可愛い電車です。
そしてこちらのイタリアンで食事をしました。
イタリア料理「トラットリア ジョパーノ」
とても美味しくてリーズナブルなお値段が魅力です。
京都産の野菜など素材にこだわった美しいお料理です。
とても感じのいい京都育ちのスタッフの方に、桜を観るとしたらどこがいいのか聞いてみました。
「枝垂れ桜が満開でとても綺麗な“半木(なからぎ)の道”が最高ですよ」と。
「実家がその近くにあり、通勤で通って見ています。」と教えてくださいました。
ここに住んでいる方の生の情報はとても参考になります。
そして翌日早速シャトルバスで京都国際会館に行って北山駅で降りて“半木の道”に向かいました。
“半木の道”桜回廊は74本の紅枝垂れ桜で、全長800mにもなります。北山大橋から北大路橋間で加茂川左岸(東側)の堤防です。
少し花曇りのお天気でしたが聞いていた通り本当に美しい枝垂れ桜に感動しました。
ここで花団子とお赤飯を買って尺八の演奏を聞きながら堤防に腰掛けて休憩しました。お煎茶のお点前も行われていました。
満開の桜を見ながら尺八の演奏を聴きながら、美味しい花見団子をいただいてとても幸せな気持ちになりました。平安時代の人々の楽しみ方はどうだったのかしら?と想像しました。
谷崎潤一郎の「細雪」など小説にも多く登場する美しい桜、散ってしまうからこそ儚く美しいと感じるのは、日本人の感性に合っているのですね。
次に平安神宮に行きました。
真っ赤な鳥居が美しくたくさんの外国人観光客が訪れていました。平安神宮から知恩院まで歩いて行くと青蓮院がありました。
前回秋に将軍塚青蓮院に行きました。新緑が綺麗でした。自転車を借りている外国人観光客も颯爽と通り抜け気持ち良さそうでした。
和菓子屋平安殿がありました。
こちらの陶菓〜「粟田焼」(甘さ控えめの大納言粒あんをお醤油もちで包み込み焼き上げたもの)を買いました。とても美味しかったです。粟田焼は江戸時代の初期京都粟田の地で京都屈指の陶窯地として栄えたそうです。郷土の誇りを末代に残すようにお菓子に名前を先代が粟田焼としたとのこととても趣のあるお店でした。
それから「うるしの常三郎」で家族全員のお箸を買いました。
漆は美しく、美術工芸品としてだけではなく温かみがあって持ちやすくていいですね。
外国のお客様も多いそうです。上質のものから食洗機で使えるものまで幅広い品揃えもうれしいです。
八坂神社ではたくさんの人が桜の下にシートを敷きでお花見を楽しでいました。桜の満開が過ぎて美しい新緑と混ざって綺麗でした。
四季折々いろいろな表情を見せてくれる古都京都。小さな道を散策してお店も見て歩くのはとても楽しいです。
新緑の美しい季節にまた訪れたいと思います。