2016年のNHK大河ドラマは『真田丸』で、絶賛放送中です。脚本が三谷幸喜さんということで、毎週、欠かさず拝見しています。
『日本一の兵(ひのもといちのつわもの)』と、呼ばれた通称真田幸村(信繁)を堺雅人さんが演じていらっしゃいます。
所用で北関東に行く用事があり、これはチャンスと帰りに長野県の上田城にいってみることにしました。上信越自動車道の横川サービスエリアにも真田丸のポスターがかざってありました。
今は、上田城趾公園となっている上田城は、幸村の父、昌幸が天正11(1583)年に築城しました。平城ですが、徳川家康の軍勢を二度も撃退した歴戦の名城として有名です。
上田駅あたりから、上田城へいくまでに、歴史ある長野県上田高等学校の門構えなども発見。笑福亭鶴瓶さんの番組でロケをしていたのを思い出しました。
五月晴れにツツジが満開で鮮やかなピンクがとっても映えます。
道すがら、真田十勇士のパネルもところどころにかざってありました。上田市役所前には、真田幸村(信繁)のパネルです。
城趾公園内にある真田神社の社務所には多様多種のお守りの中に、真田十勇士飴を発見。思わず、買ってしまいました。
信州上田大河ドラマ館はGW中でもあり、大盛況でチケット販売待ちも入場待ちもすごい行列となっていました。
時間的余裕のない旅だったので、あきらめました。2017年1月15日まで開催中です。
顔出しパネルもありましたので、やってみました。こんなのをみると、年甲斐もなく、どーしても顔をだしてみたくなります。
さてさて、せっかく信州にきたのですから、美味しいお蕎麦をたべようと駅に向かう途中でみつけたお蕎麦屋さんに入りました。
塩田屋さんです。
中にはいるとお客さんでいっぱいで、少し順番待ちをすることになります。
待っている間に壁に掲げてあるメニューに”真田うどん”というのをみつけました。なんの知識もなかったのですが、真田つながりで頼んでみることにしました。味噌煮込みなので少し時間がかかるとのこと。
付き出しの煮豆とお茶をいただいて、しばらくすると、真田うどん登場。お店の方になぜに真田うどんなのかお聞きしてみました。すると『祖父が考案したメニューで、麺を真田紐(さなだひも)のように、平たく幅広くして、味噌で煮込んだんです』とのことでした。
確かに麺が通常より幅広く薄くなっています。きしめんをもっと幅広くした感じです。真田紐というのは、茶道具の桐箱の紐などとしてよく使われている紐です。真田親子が作製して生計をたてていたという話もあるそうです。
山菜の蕨があったり、油揚げや、菜っ葉など具だくさんでした。
上田市内には、真田一族の家紋である六文銭が街中のあちこちにありました。
街をあげて、盛り上げようとしている気運を感じました。
大河ドラマは、大阪編に入りこれから、真田信繁は時代の大波とともに進んでいくことになります。ますます楽しみです。
続いては、いしかわ情報をひとつ。
能登半島の中ほどに七尾市があります。(和倉温泉の手前です。)金沢市内からのと里山海道を車で走って約1時間ぐらいです。そこには七尾美術館があります。
毎年、秋に『ボローニャ絵本原画展』が開催されていて、かつては子供達を連れてよく観に行った美術館です。
七尾市出身の有名な画家として長谷川等伯がいます。
国宝の『松林図屏風』の作家です。
最近では安部龍太郎さんが『等伯』で直木賞を受賞されました。その題材となった画家が長谷川等伯です。
例年、なんらかのテーマで長谷川等伯展を開催しているので、この頃では母と七尾美術館に足を運ぶことが多くなりました。
本物の松林図屏風は展示されていませんが、(東京国立博物館所蔵)レプリカだけでも、その静謐さがジンジンと伝わってきます。
かつて、七尾美術館でも展示されたことがあるので、次回の展示を期待しつつ、レプリカ及び、その他の作品を堪能させてもらってます。
和倉温泉にお立ち寄りの際は、七尾美術館へもどうぞ。
10年以上前に行ったきりですが、能登島ガラス美術館もおすすめです。
上田城趾公園