GWに新緑の美しい箱根に家族で訪れました。
小田急 山のホテルのつつじ・しゃくなげフェア2016を開催中の庭を散策しました。
4万5千坪の庭園に岩崎小彌太男爵が植えたツツジ・しゃくなげをホテルが引き継ぎスタッフにより大切に手入れされて毎年美しい色とりどりの絨毯を敷き詰めたような華やかな風景を楽しませてくれます。まだつぼみも多かったですが美しく華やかでした。
その後ランチをホテルのフランス料理「ヴェル・ボワ」でいただきました。こちらのレストランのサービスはとても素晴しくて芦ノ湖と箱根の山々を臨みながらとてもゆったりと美味しいお料理を堪能しました。私がいただいたのはビーフシチューランチです。
ランチの後は箱根に行くと必ず訪れる成川美術館に伺いました。
湖と富士が見える最高の景色の中にあることにより日本画に焦点を絞って4000点を越える収蔵品があります。有名作家・実力作家の作品だけでなく無名であっても将来有望な画家の作品をいち早く認め、それらの作品を精力的に収集して展示しています。
成川美術館は年4回展示を変えています。
今回は(子弟のきずな〜高山辰雄と上田勝也〜)が開催されていました。
「日展で活躍し、戦後日本画の代表的作家となった高山辰雄氏は作品世界において人間的存在を追求し、類のない高い精神性と神秘性に達しました。高山氏の薫陶を受け継いだ上田勝也氏もまた、己の道を探求し続けています。師弟の代表作を合わせて展示します」(成川美術館のパンフレットより)
丁度上田勝也さんと成川實館長さんがいらして、直接解説を伺えました。
上田さんの作品の色の美しさに目を見張りました。
九州産業大学芸術研究科名誉教授をなさっていらっしゃるのにとても気さくで作品についてたくさんお話をしてくださりました。
重厚さが際立つ作品を描かれた高山氏に「上田君は色彩画家だね。」と言われたそうです。
美しい女性が描かれた青の作品(明の星)と黄色作品(緩やか)の優しくロマンティックな作品に夢の世界が感じられました。
この素敵な作品の前でお二人と記念写真を撮らせていただきました。
成川實館長さんも有名な方でいらっしゃるのにとても暖かくて素敵なお人柄です。
展示されている作品に成川さんの解説がありますがとても理解が深まり感動も大きくなります。
日本画の煌めき
〜平山郁夫・堀文子・東山魁夷・山本丘人・平松礼治二ら〜
二川和之
〜美しく輝く心象風景
並木恒延部
〜うるし七彩
この展示は6月15日までです。
お天気がいいと富士山が見えてカフェからとても綺麗な景色が楽しめ外国人観光客にも人気です。当日は曇って富士山が写っていなくて残念でしたが晴れると美しいです。芸術作品を鑑賞して美しい風景を眺めると心が豊かになります。
是非箱根の成川美術館お勧めです。