滋賀県の旅 後編
琵琶湖の西岸でパワースポットとおいしいものめぐり
寺社部長の吉田さらさです。
全国各地の寺社巡りの旅情報をお伝えしています。
今月は、日本一の湖、琵琶湖の西岸にある寺社とパワースポットを巡る旅です。
前編では比叡山と延暦寺をご案内しましたが、
滋賀県には、それ以外にも素晴らしいお寺や神社、
美しい風景、おいしいものがどっさりあります。
旅のスタートは県庁所在地の大津から。
まずは琵琶湖の上から風景を眺めてみましょう。
船上で食事もできるクルーズ船ミシガンは、大津港を出港します。
びわ湖クルーズのホームページ
http://www.biwakokisen.co.jp/basic/index.php
大津は古代には都が置かれたほど歴史の古いところです。
そのため由緒あるお寺や神社が多く、今回は、その中のひとつ、近江神宮にお参りさせていただきました。
667年に近江大津京を開かれた天智天皇を神として祀っています。
創建は昭和15年。神社としての歴史は新しいのですが、近江国の発展は大津宮に都をおかれたことに始まるのですから、1350年の歴史に立脚する神社とも言えます。
近江神宮のホームページ
その近江神宮の神域の中にある善庵(ぜんあん)さんは、香り高い十割蕎麦のお店。
椀盛りと水蕎麦、蕎麦せんべいは塗りの器に盛られてきます。
たくさんは準備できない限定品なので、予約した方が確実です。
善庵のホームページ
http://www.eonet.ne.jp/~poemu/
思い出に残るお土産を買いたいという方には、
神保真珠商店さんがおすすめです。
びわ湖で三年かけて育てられた淡水パールのアクセサリーが充実。
ひとつひとつ違う微妙な色合いと形が女性の心をつかんで離しません。
神保真珠商店のホームページ
お伝えしたい西岸の魅力は、まだまだあります。次のページへ!
びわ湖西岸は、海を思わせる白砂の浜もあり、
とても風光明美です。
しばらく車を走らせると、高島というところに着きます。
そこに、ほかではちょっと見られない不思議な光景が!
これは白鬚神社の湖中鳥居です。
白鬚(しらひげ)神社は天孫瓊瓊杵尊(てんそんににぎのみこと)が高天原から降臨する際に道案内を務めた神。
びわ湖は昔、湖上交通の道として多くの船が行き交ったため、
この鳥居も、道案内の意味を持っていたのかも知れません。
白鬚神社のホームページ
さらに北上すると、針江という集落があります。
ここは、この地域独特の「川端(かばた)」という文化で有名です。
この地域は湧き水が豊富で集落内には水路があります。
そこから水を家の中まで引きこんで、生活用水として使います。
ご飯粒が残ったおかまを水につけておけば、そこに飼われている鯉などの魚がきれいに食べてくれます。そしてその鯉は、食べごろになったら料理され、食卓に上がるという見事な自然の循環です。
一般の家庭内にある川端は事前に見学ツアーに申し込んでおかないと見ることができませんが、こちら、「ラシーヌ・ホームハリエ」に立ち寄れば、モデルとして作られた川端を見学することができます。
ここはレストランでもあり、宿泊もでき、ジーンズショップでもあるという複号施設。のどかな田園風景に囲まれた癒しのスポットです。
ラシーヌ・ホームハリエのホームページ
びわ湖周辺は、川魚とその加工品もおいしいところです。
高島でのおすすめは西友(にしとも)さん。
お食事どころでは、ふんわり焼いた「うなぎのひつまむし」。
お土産には、川エビとおまめの煮物やアユの甘露煮などがよろしいです。
西友のホームページ
次のページでは目の前に美しい景色が広がるラウンジへ!
ティータイムを優雅に過ごしたいなら、マキノというエリアにある
「奥琵琶湖マキノグランドパークホテル」のラウンジに行ってみましょう。
目の前に広がる琵琶湖と竹生(ちくぶ)島。
まるで海辺のリゾートに来たような気分です。
夏の間、こんなところに長期滞在してゆっくりするのもよいですね。
奥琵琶湖マキノグランドパークホテルのホームページ
マキノは美しい風景に恵まれた別荘地でもあります。
中でも特に素敵なのは、このメタセコイア並木の道。
まっすぐな道に沿って2.4km、500本のメタセコイアが植えられ、
どこか異国的な雰囲気です。
新緑~夏もきれいですが、秋になると紅葉し、レンガ色の道になります。
その葉が落ちきって雪が降ったときも幻想的。
シーズンごとに訪れてみたい場所です。
琵琶湖西岸でのお泊りは、比叡山のふもとのおごと温泉がおすすめです。
アルカリ性のいわゆる「美人の湯」で、琵琶湖を見下ろす露店風呂を持つ
高級旅館が多いのが特徴です。
わたしの定宿は、「びわ湖花街道」さん。
女将の佐藤祐子さんは、若くてセンスの良い方で、
女性らしい気配りが館内のあちこちに生かされています。
ベッドのお部屋もあって、居心地もバツグン!
湯上り用の浴衣とは別に、着崩れしにくくかわいらしい柄の浴衣も用意され、
好みのものが選べます。
ティールームでは、近くの比良山の里山で収穫した赤紫蘇のジュース「ヒラぺリラ」もいただけます。酸味だけでなく甘味もあって、湯上りの体にしみわたります。
そして豪華なお食事!
近江牛やアユなど琵琶湖の恵みに加え、海の幸やフルーツも組み合わせた斬新なお料理の数々。器にも、佐藤女将のセンスが光ります。佐藤女将は京都育ちなので、お料理に対する審美眼にもなみなみならぬものがあるようです。
びわ湖花街道のホームページ
吉田さらさ
公式サイト
http://home.c01.itscom.net/sarasa/
個人Facebook
https://www.facebook.com/yoshidasarasa
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