北海道新幹線開業を一番喜んでいるのが埼玉県人と聞き、
そのスピード感を体験したいと1泊2日の函館観光&グルメ旅してきました！
大宮―新函館北斗間は3時間40分。
鉄道が飛行機より優位とされる「４時間の壁」をかるくクリアしています。
事実、朝はゆっくり大宮駅10時発の新幹線はやぶさに乗り、函館観光を目いっぱい楽しんで、翌日の21時には大宮に戻っていました。
函館に限ればですが、北海道がこんなに近いなんてホント驚きです！
決まっているのはホテルだけ、細かい計画は新幹線の中で。
函館駅から徒歩４分の「HAKODATE男爵倶楽部」、朝市に隣接したホテルが宿泊先です。
ガイドブックを片手に、曇りのち雨の天候を考慮して巡るルートを決めました。
１日目 大沼公園→（チェックイン）→函館山と元町の夜景
２日目 朝市→（チェックアウト）→五稜郭→ベイエリア→（ホテル荷物受取）
初めての函館、押さえておきたいポイントを詰め込んだ欲張りな計画です。
美しい自然を満喫したいと、最初に訪れたのは大沼公園。
特急の停車駅とは思えない素朴な感じが素敵な駅です。
函館最初のグルメは湖畔のカフェレストランでイタリアン…♪の予定が、
その日のランチ予定数終了で食べられず、計画は最初からつまずいています。
名物「大沼だんご」で小腹を満たし、遊覧船で大沼の見どころを30分でぐるりと一周。
曇り空で水面に映る駒ヶ岳の姿は見ることができませんでしたが、
湖に浮かぶ大小の島々の景観と雄大な自然に癒されるひと時でした。
湖畔を巡るウォーキングコースでみつけたのは、「千の風モニュメント」。
名曲「千の風になって」は、大沼のこの景色の中で誕生したことを知りました。
楽しみにしていた函館山山頂からの夜景。
しかし、これはお天気次第。山頂付近にガスがかかり、
ロープウェイ乗り場の山頂からの眺めを映すモニターも一面グレー…。
諦めきれないけれど仕方なく、元町のライトアップ散歩へ。
異国情緒あふれる建造物や教会がライトアップされて幻想的、
下がっていたテンションも一気に上がります。
いよいよ函館の夜景です！
夜空に浮かぶコロニアル建築のイエローとブルーグレーの旧函館区公会堂は特にすばらしく、感動的です。
そこから後ろを振り返ると、函館港に向かって灯りが連なる基坂。
教会に洋館に坂道、魅力ある街の要素がすべて詰まっている函館です。
夜景はこれで十分満足。「次は、海鮮居酒屋だ～」と歩き始めたら、
ん、ロープウェイの赤いラインが頂上まで見える！
タクシーに飛び乗り（歩いても10分程度でしたが）、ロープウェイ乗り場に急行。
ゴンドラの窓に張り付いて、上昇するにつれてくっきりと浮かび上がる光の帯に興奮。
函館湾と津軽海峡に挟まれてくびれているところが黒い海と陸の光のコントラストで
際立っています。
「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」三ツ星の夜景、見られてよかった～！！
函館グルメは、当然のことながら新鮮な海の幸。
函館駅近くの海鮮居酒屋「函館山」で、イカをゴロ（内臓）とあえて焼いた「いかゴロ貝焼き」と「貝づくしの握り」に舌鼓。
朝市では各店にずらりと並ぶ海鮮丼サンプルの数に圧倒されっぱなし。
イカ、ウニ、イクラ、ホタテ、エビ…
その組み合わせ次第でいくらでも丼ができてしまうのです。
しばらく悩んだ結果、少しずつ種類が豊富にのる「朝市丼」に落ち着きました…。
塩辛をのせて食べる「じゃがバター」も美味。
最後のグルメは、函館ベイエリアを眺めながら食事のできる「海のダイニングshirokuma」でランチ。魚介の旨みが詰まった「シーフードのスープカレー」に大満足。
スイーツが食べられなかったのはちょっぴり心残りですが、
函館のおいしいもの存分にいただきました。
朝市では気軽にお店の人とおしゃべり、
「最近は埼玉からっていう人、多いんだよね。さっきもそうだった」と。
北海道新幹線ができてどんなに便利になったか、力説してしまいました（笑）
函館朝市
http://www.hakodate-asaichi.com/
函館・南北海道観光ガイド
