若い時から、こんな風に年齢を重ねていけたら素敵だな~と憧れている方のおひとり久保京子さん。モデルとしての活動だけでなく、お洋服・バックなどのデザインや大学の客員教授などマルチな活動をされています。
最近では国内外での作品展にご自身の作品を出品され、アーティストとしての活動も本格的にされているという才能豊かな方です。
どの活動も共通しているのは、みんなが生き生きと生活できるようなヒントを発信してくださること。ファンとしてはちょっと先行く女性からの情報はとても参考になりありがたいものです。
そんな京子さんと、ファッション界で長くご活躍されている藤澤龍一さんとのコラボイベント”二人展 龍久 蓬莱山に遊ぶ”に伺いました。
藤澤龍一さんは海外ラグジュアリーブランドを中心にファッションショーやパーティー、イベントなどの演出を数多く手がけている方。茶道や書など和の伝統文化を学ばれ、2008年より墨絵アート作家としての活動を開始されています。
“龍久 蓬莱山に遊ぶ”という、中国の故事にあやかり神が住むという蓬莱山をイメージした壮大なテーマの中に、京子さんが撮影された花の写真と、藤澤さんの墨絵。それをつなぐテクニカルなデザイン。紙やインク、印刷技術にいたるすべてにこだわりをもたれた素敵な作品展となっていました。長年、ファッション界で活躍され培われた美意識から作り出されものは、見るものを、あっと驚かせるほどの斬新さをみせつつ、日本人なら誰でもが懐かしく思える和の心も感じる事ができます。
特に”写真”を写真以外のものとコラボすることに新鮮さを感じました。いつも写真を撮りっぱなしにしている私には、ある意味衝撃的な作品展。作品の見せ方にしても、額装されたもの、掛け軸や屏風に展開されているものなど様々で楽しいです。
私は青山のギャラリーでの開催時にうかがいましたが、現在は金沢の東茶屋町で130年の歴史を持つ日本情緒溢れる茶屋に展示されています。同じ作品であっても、東京での白い壁のモダンな室内とはまた違った趣を見せていることでしょう。秋を表現した作品もあるので、しっとりとした金沢の秋にピッタリの作品展になっているのではないでしょうか。この時期に金沢に行かれる方はぜひお立ち寄りいただきたいと思います。
最後に大きな屏風作品の前で記念撮影。京子さんの着物姿も美しくまぶしかったです。ますますのご活躍をお祈りしております♪
二人展「 龍久 蓬莱山に遊ぶ 」 kanazawa
石川県金沢市東山1-12-11 桃組+晴組にて11月13日まで開催中