秋本番。全国各地で「祭り」が行われるシーズンですね。
何故か最近、地域の「祭り」にすごく興味が沸いています。
各地の「祭り」が世界遺産登録との話題も受けて、益々私の中の「祭り」熱が熱く(?)なりそうです。
「祭り」と言えば、海を挟んだ向かい側、愛媛の祭りに以前から行きたい、と思っていました。
今年は、ちょうど日程に都合が合ったので、しまなみ海道を渡って行ってみました。
まずは、しまなみ海道途中の”来島(くるしま)海峡SA”で、名物「じゃこ天」を頬張るのは、お約束。
せっかくなので、しまなみ海道を渡りきった先の”今治(いまばり)”で、またまたB級グルメを探しみつけた食堂「たつ」で昼食。
地域密着の昔ながらの食堂です。
ここでは、先日の岡山と同じデミグラスソースなカツ丼(一緒に行った友達はカツ定食)を食べました。
私の知っている岡山のカツ丼とは同じデミグラスソースでも、味が一味違います。
この差は、食べないことにはわからない、ので、実際に食べてみて比較して欲しいところです。
今治から東へと進み、四国の霊峰”石鎚山”の麓、”西条市”へと向かいました。
今回の目的は「西条まつり」です。
西条市内で約150台もの山車等が奉納されるこの祭り。
そのなかでも、ひと際大きな規模の奉納である「伊曽乃神社」の”川入り”が見応えある、とのことだったので、神社近くの川沿いに待機してその時を待ちました。
午後5時頃。
前日の深夜の「宮出し」から始まり、各所を廻ってきた、”だんじり”、”太鼓台”、”神輿”が徐々に集結します。
1台、1台が本当に絢爛豪華。
そして、よく見ると個々に個性があるのです。
間近で日本の伝統美を見ることができました。
1時間程度かかって、約80台が対岸に並びました!!!圧巻!!!!!!です。
提灯に火が入り(ひとつづつ、蝋燭を灯していました。)辺りが暗くなると、幻想的な雰囲気に。
その幻想的な様子が「川入り」を盛り上げます。
さぁ、「川入り」が始まりました。
屋台ごと川に入り、揉み合います。(まだ祭りを続けたい、と、神輿が神社に帰るのを阻止しようとするのです。)
ここが1番の見どころ。
やがて、神輿が対岸にあがり、その後「宮入」となります。
祭りの終わりがやってくるのです。
西条市内では、この祭りの期間は学校や職場が一斉にお休みとなるそうです。
西条出身者も正月、盆よりもこの祭りに帰省する人の方が多いとか。
この地元に根付いた素晴らしい祭りを1度でも見ると、今後も残ってほしい国民的な財産であると誰もが思うのではないでしょうか。
私は転勤族育ちなので、こんな祭りが行われるこの地に生まれた人達が羨ましくなりました。
子どもの頃からの思い出が、この祭りと共にあるのでしょうね。。。
瀬戸内にはまだまだ随所で、多くの祭りがあるので、また機会あれば、行く予定です。
しまなみ海道 観光情報
http://www.go-shimanami.jp/
西条祭り
http://www.city.saijo.ehime.jp/soshiki/kanko/maturi2.html
伊曽乃神社