12月になりましたね。
昨年のクリスマスをロンドンで過ごされたWinterさんのブログをお届けします。
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慌ただしい時期ではありましたが、我が家ではクリスマスから年末までの数日間をロンドンで過ごして参りました。
もう何度も訪れている街ですが、都会でありながら、どこか静かでゆったりとしたあの空気が私は大好きで、今回も準備の段階からワクワクしていました。
当日が満月という2015年のクリスマス。
到着して夜空を見上げると、ぽっかりとこんな美しい月が。
クリスマスデコレーションやイルミネーションの美しい街の風景と相まって、旅の疲れは一気に飛びました!
今回は旅程の中にクリスマスが入り、当日は公共交通機関が全てお休みになってしまうことから、徒歩でも観光に支障のないようロンドン中心部の宿を選びました。
また、年々「旅の疲れ」=「胃腸の疲れ」・・だとしみじみと感じるようになった私は、今回はキッチン付きのアパートメントホテルに滞在してみることにしました。
部屋には小さいながらもキッチンがあり、食器やグラス・調理器具等も備え付けてあるため、簡単な料理なら作ることが出来ますし、まるで住んでいるかのような気分で滞在できるのはとても魅力的です。
クリスマスイブの24日は、既にお休みのお店や早めに店じまいするところもチラホラ。
どんどん街の中が静かになって行きます。
そして、クリスマス当日。
テムズ川沿いの道ですが、ご覧の通り、人が・・・いません!!!昨日まで賑わっていた場所なのに・・・不思議な光景です。
この日は、このテムズ川沿いの道を歩き、ウェストミンスター寺院でのクリスマス礼拝へ。
ウェストミンスター寺院と云えば、英国王室の行事が執り行われたり、歴代の王や女王・政治家などが多数埋葬されている、世界遺産の教会です。
そんな由緒正しい教会で、私たちのようなビジター向けのクリスマスミサがあると聞き、向かってみると、既に列が出来ています。私たちも列に加わり、待機。
時間になり、教会内へ通され着席し、しばらくするとミサが始まりました。
讃美歌を歌い、司祭様のお説教を聞き、聖書の一節をみんなで唱え・・・。
教会内に響く聖歌隊の歌声は、それはそれは神々しいほど美しいものでした。
また、お説教の中にはいくつも心を動かされるフレーズがあり、静かに聞いているだけでもとても感動しますが、
それに加え、様々なバックグラウンドを持つ観光客・住民など、色々な人たちが、同じ時に同じ場所に縁あって集い、「愛と平和」を求めて静かに祈る・・・これがクリスマスなのだなぁと、心の底から感動し 、目頭が熱くなりました。2016年が、どうか愛と平和に満ちたものでありますように。
そんな厳かな気持ちも束の間、ミサの後の教会の中はあっという間にスマホでの撮影会状態です!
私も含め、あちらこちらでみんな、パシャパシャと撮っています。
世界遺産の中にいるのですから、無理もありませんよね?(笑)
そんなクリスマスでしたが、とても感動的で貴重な経験をした1日となりました。
ウエストミンスター寺院
http://www.westminster-abbey.org/