秋のお楽しみ「紅葉狩り」、今年は福島県の裏磐梯にいってきました!
桧原湖を巡る絶景ドライブと五色沼を巡る朝の散歩、
そして諸橋近代美術館でアート鑑賞。
磐梯山の麓に広がる雄大な自然の中で、秋の風情をたっぷり楽しんできました。
湖沼や渓谷が美しい磐梯高原には19ものトレッキングコースが整備されています。
中でも人気は、神秘の美しさを湛える五色沼を巡る「五色沼自然探勝路」。
コース東側の「裏磐梯ビジターセンター」から入り、一番大きな毘沙門沼からスタート。
深泥(みどろ)沼、弁天沼、るり沼、青沼を経て西側入口の「裏磐梯物産館」を目指すのが一般的な楽しみ方。約4キロメートル、1時間ちょっとの片道コースです。
今回は、宿泊先ホテルが西側入口近くにあったので、朝のお散歩で五色沼散策。
まず青沼からスタート…。
ところがコース最初にあったのは、コバルトブルーでもエメラルドグリーンでもない
透明な色をした柳沼。それでも、湖面に紅葉が映えてきれいでした。
ちなみにコース内には赤沼もあり、
五色沼自然探勝路には5つでなく7つの沼があることを知りました!
名前の通り青い水面の青沼に、五色沼らしくなってきたと安心(笑)。
コースから少し外れたところにあるのは、るり沼。
瑠璃色とはちょっと色が違うかな、などと湖面と木々の色を楽しみながら歩きます。
一段高くなった展望台から見られる弁天沼は、場所によってブルーに色が違って不思議!深泥沼は黄色が混ざったような緑色。
それぞれが美しく、そしてミステリアスです。
残りは赤沼と毘沙門沼でしたが、ここでホテルに戻ることに。
見る角度が違うためか同じ沼でも往路とは違った風景が出会え、
来た道を引き返すなんて…という気分を忘れさせてくれます。
寒くもなくすがすがしい朝のお散歩ハイキング、
自然の中で気持ちのいい時間を過ごすことができました。
ホテルに戻って観光案内スペースで目についた
「なぜ、ダリはほうれん草が嫌いだったのか?」と書かれたチラシ。
五色沼近くにダリの美術館があることなど全く知らなかったのですが、
興味をそそられて予定していたドライブを諸橋近代美術館に変更。
諸橋近代美術館は、スペインの画家サルバトール・ダリの絵画や版画、彫刻など約340点を収蔵する美術館。
大自然の中にたたずむ建築物が見事、外観だけでも一見の価値ありです。
入り口のマットには、ダリのモチーフのひとつの「蟻」。
特別展「ヤワカタの自我」が開催されていました。
硬いはずの時計をだらりと柔らかく描くダリの世界観。
強烈な個性に圧倒されるばかり、なんだか複雑な気持ちにさせられ作品の数々です。
作品のテーマをきちんと理解することはできませんでしたが、
思わぬところで一流の芸術作品と出会えた幸運、気持ちが豊かになった気がします。
国立新美術館で開催中の「ダリ展」(~12月12日)には、所蔵の3作品を出品しているそう。東京の展覧会を見逃した方は、ぜひ諸橋近代美術館へ。
今回の旅、いろいろなロケーションで磐梯山をのぞむことができましたが、
ミュージアムカフェの格子窓を通して見る磐梯山もまた印象的なものでした。
福島県裏磐梯観光協会
諸橋近代美術館